自動ブレーキ作動せず!の事故

11 7月 2018

『自動ブレーキの罠』といいたい気分です。自動ブレーキは機械ですから当然誤作動や不具合が発生します。特に障害物を感知するセンサー部分には問題があります。

センサーにはそれぞれ長所短所があります。そのためメーカーはセンサーを組み合わせて使用していることが多いです。

そこで次のニュースです。自動2輪車に自動ブレーキをつけるという論議ですが、自動ブレーキの事故についてが主旨です:

(2018年7/8(日) 8:58

佐川健太郎 モーターサイクルジャーナリスト

63年東京生まれ。早稲田大学教育学部卒業後、RECRUITグループ、販促コンサルタント会社を経て独立。趣味が高じてモータージャーナルの世界へ。編集者を経て現在はジャーナリストとして2輪専門誌やWEBメディアで活躍する傍ら、「ライディングアカデミー東京」校長を務めるなど、セーフティライディングの普及にも注力。㈱モト・マニアックス代表。「Webikeバイクニュース」編集長。日本交通心理学会員 交通心理士。MFJ認定インストラクター。

自動化による新たな問題

自動ブレーキによる事故が意外にも多く発生しているというニュースが最近話題になっていた。

いわゆる衝突被害軽減ブレーキというもので、人や障害物を検知して自動的に減速を行うシステムだが、これが誤作動するなどトラブルの報告が2017年に82件も国土交通省に寄せられていたらしい。中には歩行者がはねられる死亡事故も発生している。

同省によると、17年に利用者やメーカーから自動ブレーキを巡るトラブルが340件寄せられていて、専門機関が分析したところ、自動ブレーキが十分に作動しなかった88件のケースの中で72件の接触や追突事故が発生。

また、勝手に作動したケースも249件あり10件が事故につながっていたそうだ。同省によると、速度が早い場合や暗闇時に十分に作動しない可能性があり、動画を公開するなど性能を過信しすぎないよう注意を呼び掛けている。

ご存じのとおり、4輪の自動運転化は世界中で急速に進んでいる。国内においても、自動ブレーキ搭載車は2016年時点で生産車の7割近くに達していて、政府もその割合を2020年には9割まで高めることを目指しているそうだ。

自動ブレーキが事故低減に大きく寄与していることは疑いようもない。ただ、そこに油断や過信が生まれると事故へとつながっていく。前述の例はクルマの自動化が進めば、それに伴って新たな問題も増えてくることを示唆している。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ここで思いだすのは、テスラ(アメリカの電気自動車メーカー)の死亡事故です。テスラモデルSは、前方障害物検知を単眼カメラとレーダーで実施していますが、この両者が障害物検知で一致しないと作動しないようになっていました。この事故では、逆光(西日)でカメラが障害物を認識しなかったのですが、レーダーは生きていたので何故自動ブレーキが作動しなかったのか長く疑問でした。

このあたりのことは以前のブログに詳しく書いてあります:

テスラモデルS死亡事故 米国公式報告書その2

 

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL