「交通取り締まり」を考える

22 7月 2017

「交通取り締まり」交通法規を守って交通事故を未然に防ぐことが目的です。運転者が交通違反を犯して警察に捕まった時、切符を切られて反則金や罰金を支払わなければなりません。違反運転者が支払う反則金・罰金はどこに行くのでしょうか?

まず違反の内容ですが、青切符の反則行為ならば「反則金」、赤切符の非反則行為ならば「罰金」です。まず今回は反則金が何処へ行くのかトレースしてみます。

反則金は「交通安全対策特別交付金」に名を変え、各都道府県に「前年度の検挙数・事故数」に応じて配分され、信号やガードレールの設置などの特定企業に発注され流れます。多分随意契約(大野註:競争入札ではなく指名入札に近いものです)と思います。平成28年度の交通安全対策特別交付金は、278億4千3百億円です。前年度の各都道府県自治体の検挙数などに応じて交付されています。そしてこれらの会社は警察OBの受け皿会社、という寸法です。都道府県別の配分額は財務省のHPに載っていますし、県警によっては「予定額の月別の達成率」を公表しているところもあります。反則金の予定徴収額は交付金の配分額がほぼ同額ですので、これが各所轄に配分されて目標という名のノルマになっているのが現状です。現場の警察官に対する交通違反検挙者のノルマになっています。確かにガードレールや交通信号など絶対に必要なところは必要です。わたしの住んでいる町では、30mごとに信号があり、本当にこんなところで信号機が必要ですか?と思える場所が何個所かあります。

最早、本末転倒ではないでしょうか?

画像出典:Wikipedia

 

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