駅の自動販売機やスマートフォンでお馴染みのタッチスクリーンです。
クルマの世界ではいままでタッチスクリーンはカーナビの画面上でだけの話でした。ところが、本トピックス欄でも度々登場している『走るスマホ』とも呼ばれている、アメリカ製テスラモータズのモデルS及びモデルXは、見慣れた機械的なスイッチ類がほとんどなく、機械的なものはハンドル、ギアシフトスイッチ、ウインカー+ワイパー(雨滴感知式AUTO)、ライト(基本的に常時AUTO位置 フォグライトなどはタッチスクリーンで行う)、アクセル及びブレーキだけとなっています。タッチスクリーンは、17インチ(対角線長さ43.18cm)という巨大なサイズです。トヨタミライでもエアコンの温度調整、シートヒーター及びハンドルヒーターのスイッチはタッチ式になっていますが、重要な部分はすべて機械式スイッチです。モデルSのサスペンションはエアーサスペンションとなっており、走行中でも最大7cmの上車高調整が可能となっており、タッチスクリーンですべてコントロールできます。サンルーフの開閉もこのタッチスクリーンで操作します。また、このタッチスクリーンでインターネットに接続可能なためアプリケーションをつかって音楽やゲームもできます。さて、トヨタのエンジニアに聞いた情報ですが、このようなタッチスクリーン形式の場合、どこかのスイッチが押された状態のまま『フリーズ(凍結)』するような不具合があった場合、全ての機能がフリーズされてしまう不具合に発展するそうです。下にアップする動画にもフリーズしたらどうなるのかテスラセールスマン氏に訊ねるシーンが収録されていますが、リセットするしかないと答えていました。最近のトヨタのナビですべてタッチスクリーンの機種もありますが、不具合報告が良く出ているそうです。同様にテスラで走行中、あるいは、自動走行中にフリーズが発生したらドライバーがリセットする時間的余裕があるのでしょうか?また、それが自動走行中だったらどうなるのでしょうか?フリーズしていれば、警告を発することもできなくなると思います。
色々なタッチスクリーン 出典:Wikipedia
テスラモデルSタッチスクリーン 出典:テスラモーターズ
左:ギアセレクター、Pポジションは右のボタンを押す(日本車のステアリング右側ライトスイッチレバーの位置にある) 右:ライトとワイパースイッチ 出典:テスラモーターズ
テスラの巨大タッチ スクリーン ディスプレイ(対角線の長さ17インチ43.18cm) 出典:youtube
画面に出てくるデロリアンEV化計画というのは、映画バック ツゥ ザ フューチャーにでてくるクルマ デロリアン(ガソリン車)を電気自動車にしてしまおうという広島のグループの名前です。すでにクルマは完成しています。ここで助手席でタッチスクリーンの説明をしているのは、テスラセールスマンのH氏。9月15日テスラモデルS(P90D)わたしの試乗をしてくれた人です。
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