テスラS3の『他車認識機能付きクルーズコントロール』 追報

17 9月 2016

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テスラモデル3 出典:テスラモーターズ

2016年9月15日テスラ青山にモデルS(P90D)の試乗に行ってきました』で本トピックス欄に投稿したときに書きましたが、テスラにはミリ波レーダーが付いているのかいないのか、ペンシルバニアの死亡事故以来わたしには大きな疑問でした。
何故なら、強い逆光で障害物検知のカメラがトレーラーを認識できなかったためにノーブレーキで衝突した(NTSB)といわれているためでした。

ところがテスラのHPにはミリ波レーダーが装備してあると書いてあります。
とすれば、何故ミリ波レーダーが働かなかったのか大きな疑問になりました。
それで試乗のときに自分で確認したわけです。

確かにミリ波レーダーは装備されていました。
また、このときテスラのセールスマン氏は、ミリ波レーダーは前車追随機能のために必要です。なければどうやって前車についていくのですかと少し気色ばんだ様子でいいました。
また、霧や雪など前方視界が悪い時にもミリ波レーダーは使えますといいましたが、霧や雪などで自動運転するつもりですか?

さて、前車追随機能のお話しに戻ります。

確かにメルセデスベンツの新しく出たE200では、前車の確認(前車までの距離)をミリ波レーダーで行い、レーンキープを単眼カメラでやっています。

しかし、スバルは前車追随機能をすべて『ステレオカメラ』でやっております。
すなわち、ステレオカメラで実施しているため、前車までの距離も測定できるようになっています。
ただし、現時点ではステアリングはドライバーが実施するようになっています。
しかし、スバルではカメラによるレーン保持機能も同時に持っており、将来レベル2の自動運転ができるようになればこの双方が合体することになるでしょう。

テスラは単眼カメラを採用しているために、前車との距離測定は、『ミリ波レーダー』を使わざるを得ないわけです。
やっと納得できました。

NTSBのペンシルバニア事故予備報告書では、(高速道路 16号FH018予備調査報告書)『他車認識機能付きクルーズコントロール』を使用していたと報告書に記載がありますので、必ずミリ波レーダーを使用しての自動運転だったはずです。
とすれば、何故ミリ波レーダーは、トレーラーを検知できなかったのか?? 謎は深まります。

 

スバル全車速追随機能付クルーズコントロール 出典:富士重工業

スバル全車速追随機能付クルーズコントロール 出典:富士重工業

スバル全車速追随機能付クルーズコントロールスイッチ 出典:富士重工業

スバル全車速追随機能付クルーズコントロールスイッチ 出典:富士重工業

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