水素は危ないか?

11 7月 2016

水素は空気中のが4%~75%になると静電気程度のエネルギーで着火します。また、この濃度では527℃で自然着火します。ただし、水素は非常に軽く、拡散性が強いので解放空間(外)では4%の濃度には至りません。2011年福島第1原子力発電所において建屋が水素爆発とされる爆発で吹き飛びました。これは発電所建屋が放射性物質を外に逃がさないように密閉されているため水素濃度が4%以上になったためと考えられます。下の画像は水素車とガソリン車を並べて着火したものです。空気より重いガソリン気体はいつまでも燃え続け、水素は拡散して消えています。ただし水素は燃えても無色なので炎は塗装のペイントなどが燃えています。都市ガスやプロパンガスは、同様に爆発したり燃えたりしますが、便利なので高圧ガス保安法で規制されています。水素も同様に同法で規制されますが、圧縮天然ガスと同じ基準となっています。

水素vsガソリン爆発実験

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