自動運転と大野式手動スロットル装置について

31 7月 2016

自動運転が本格的に制度化されれば、手動スロットルはいらなくなるとよく言われます。人間が運転しないで機械が運転すれば確かに交通事故は激減するでしょう。その通りだと思います。特に高速道路では環境を整備しやすいので実現性が高いと思われます。また、最も難題となっていることは、自動運転中に事故が発生したら誰の責任かということです。このことは損害保険の支払い対象問題になってきます。

現在の自動運転車両の目となって障害物などを認識するのは色々な種類のセンサーです。高解像度カメラ、レーダー波、赤外線レーザー波、ソーナー(音波)などです。実際には感知距離にそれぞれ違いがあるので組み合わせて使用されます。非常に現実的に考えて一般道では、これらセンサーを使用して自動運転するのは難しいといえます。トヨタ自動車では5000億円を投資してMIT(マサチューセッツ工科大学-米国)と共同でAI(人工頭脳)の開発に取り組んでいます。センサーはあくまで機械なのでどうしても誤認識や誤作動のリスクが伴いますが、AIがあればそれらを感知して正しい判断ができるようになるからです。

2016年5月に発生したテスラモデルSの死亡事故は、高速道路内に割り込んできた白色トレーラーを逆光下でカメラが認識できなかったというものです。ドライバーも車内でDVD鑑賞をしていてトレーラーに気づかずノーブレーキで衝突したというものです。

そこで手動スロットルと自動運転の関係ですが、これは通常のアクセルとまったく同じことです。手動運転するときに手動スロットルでスロットル制御するのか通常通り足ペダルで制御するのかということだけです。現在考えられている自動運転は、高速道路の入り口までは手動で運転していって高速道路に入ったら自動運転にというものです。自動運転に関するイラストを見てみるとやはり高速内走行がほとんどです。

 

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