自動ブレーキ 過信は禁物?

14 8月 2018

何言ってんでしょうか? 大体自動装置に不具合が発生したときモニターしていてもドライバーが対応する時間はあるのでしょうか? いつも集中してモニターしていなければならないなら「自動装置」そのものの存在意義があるのでしょうか?

そもそも2018年現在、自動装置は各種センサーを障害物認識のために使用しています。そしてこれらセンサーは、所詮機械ですから必ず不具合や誤認識があります。そのときは、自動装置が人工知能(AI)を装備していない限り人間(ドライバー)が制御をとって代わらなければなりません。

だから自動装置とは何なのよという訳です。あきらかに電車に乗っているようなわけにはいきません。

(2018年8/11(土) 9:06配信)

【夏の運転トラブル注意】過信は禁物、最新の自動ブレーキもゲリラ豪雨にはかなわない

carview!(2018年8/11(土) 9:06配信)

【夏の運転トラブル注意】過信は禁物、最新の自動ブレーキもゲリラ豪雨にはかなわない

雨では自動ブレーキが効かなくなることも(機能解除)

AEBSの作動条件は乾いた舗装路

もうひとつのネガ要素は、雨により道路がすべりやすくなることが理由で、ブレーキをかけてから減速・停止するまでの距離が伸びてしまうことだ。

基本的にAEBSの作動するタイミングは、基本的に乾いた舗装路で停止できるような設定となっている。現時点では、AEBSの作動条件において天候という要素を入れているクルマはない。雨だから早めにAEBSを作動させるといったことは、まだできていないのだ。

そのため、突然の雨で砂埃などが浮いて滑りやすくなった道路では、作動したとしても十分なブレーキ性能を発揮できないことがある。季節は異なるが、冬場の凍結路などでも同じことがいえる。

【夏の運転トラブル注意】過信は禁物、最新の自動ブレーキもゲリラ豪雨にはかなわない

無理をせずに安全第一の選択を

自動ブレーキという言葉の響きから、万能な安全装備と期待してしまうが、ゲリラ豪雨のような環境においては、その機能が期待できないことも少なくない。

運転が怖い、危険な状態だと感じたら、自分自身の目で周囲が確認できる速度へ落としたり、安全な場所(駐車場など)に避難して雨が止むのを待ってみたり、とアクシデントを避ける努力や工夫をしたいものだ。

そもそもゲリラ豪雨が降っている時間はそう長くはない。その時間を惜しんで事故を起こしてしまうより、安全第一の選択をしたほうが、結果として早く目的地に着くことができる。

文:山本晋也(自動車コミュニケータ・コラムニスト)

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そのため、突然の雨で砂埃などが浮いて滑りやすくなった道路では、作動したとしても十分なブレーキ性能を発揮できないことがある。季節は異なるが、冬場の凍結路などでも同じことがいえる。

見当違いです。このひと。特にミリ波レーダーを障害物検知に使っている車種は、豪雨のときにレーダー波が雨滴に乱反射して使えなくなるのです。そのため自動装置解除となります。同様にカメラを障害物検知に使用している車種は、人間の眼と同様に激しい雨では見えなくなります。

気をつけなければならないことは、テスラモデル3の事故のようにカメラとミリ波レーダーを装備しているような車両では、例えば逆光でカメラがダメでも何故ミリ波レーダが働かなかったかという問題があります。これは、カメラもミリ波レーダーも誤作動があるので、両方が一致しないと自動ブレーキが働かないというものでした。

自動ブレーキ作動せず!の事故

carview!

まだまだ万能の安全装備ではない

いまや軽自動車にもAEBS(アドバンスド・エマージェンシー・ブレーキ・システム)が標準装備される時代だ。AEBSという言葉は聞きなれないという人も、「自動ブレーキ」や「衝突被害軽減ブレーキ」という言葉なら目にしたこと、耳にしたことがあるのではないだろうか。

ドライバーが居眠りや、わき見をしていても、機械(クルマ)が前方の状況を検知して、衝突や事故の危険性があるときに自動的にブレーキをかけ、衝突を回避(もしくは被害を軽減)してくれるという最新の安全装備である。

よそ見をしていても、自動的にブレーキをかけてくれる装置と聞けば、視界が悪くなるようなシチュエーション、例えばゲリラ豪雨などでもドライバーを補助してくれると思うかもしれないが、残念ながら現代のAEBSは、そのレベルまで至っていない。むしろ、雨天時にはAEBSの性能は落ちてしまうし、状況によっては機能がキャンセルされてしまうことさえある。まだまだ万能の安全装備ではない。

AEBSの機能が落ちてしまう理由は大きく2つ

まず、AEBSは前方の状況を検知するセンサーとして超音波ソナー、赤外線レーザー、カメラ、ミリ波レーダーといったセンサーを使っている。どれかひとつだけを搭載しているクルマもあれば、複数のセンサーを組み合わせることで性能を上げているクルマもある。ただ、いずれにもしても歩行者を認識するためにはカメラを使うことがスタンダードだ(一部、ミリ波レーダーだけで歩行者を認識しているクルマもある)。

難しいことは置いておいて、カメラを使うということは人間の目で前方の状況が判別できないような豪雨では、同じくカメラでは前方の障害物を見つけられない可能性が高くなる。耐久性も求められるためクルマが使っているカメラの性能は人間の目より優れているわけではないからだ。

また、ワイパーが激しく動くことで視界を遮られるのは人間もカメラも同じだ。さらに、カメラを用いたAEBSの中にはワイパーを高速作動させるだけで機能がキャンセルされてしまうクルマもある。機能がキャンセルされたことはメーターなどに表示されるが、豪雨の際にそこまで気が回るドライバーも少ないだろう。

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自動ブレーキというにはまだまだおこがましいところがあります。

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