ペダルの踏み間違いは予見できるか??(及び『踏み間違い事故犠牲者のWEB SITE』立ち上げ案)

03 8月 2016

前欄からの続きです。前欄では「過失」について刑事罰を科すのは刑法第381条1項但書による「法律に特別の規定がある場合」すなわち、犯罪を構成する『故意』がないが不注意(重大な結果を呼ぶ恐れに対する注意義務を怠ったこと)を罰するということでした。

小難しすぎて疲れますが、要するに注意できたのにそれを怠ったので罰します。自動車運転に係る過失なら最高7年の懲役乃至は禁固または100万円以下の罰金ですよ、ということです。

さて標題『ペダルの踏み間違いは予見できるか』答えはYesです。しかし、いつということは予見できません。その意味からいえば、スマホ見ていて事故起こした人の「前方不注意」と同じ扱いを受けるのかもしれませんね。

『ペダルの踏み間違いは老若男女誰にでも起こるか?』Yesのようです。しかし、それを統計的に実証した人は未だいません。

これからStopペダルの発案者南器工業(株)の南さん、機械設計者の星野さんと「ペダル踏み間違い事故犠牲者(加害者と被害者)のWEB SITE-仮題」というネットサイトを立ち上げようと思います。ここでは実際にあったペダル踏み間違い事故の科学的検証を行い、特に加害者の方々の話からできるだけ詳しく事故を再現し、何故事故になったかについて検証していこうと思います。わたしは航空事故調査官だったので事故原因の追究ということは多少やり方を知っています。

特に『加害者』の方々は、ペダル踏み間違い事故では自動車運転過失致死傷罪を適用され、交通刑務所へ入られたひとも多くいらっしゃると思います。前科者として肩身の狭い思いをしながら被害者のご冥福を祈りながらじっと耐えてこられたのではないでしょうか。思えば涙が出てきます。

このようなWEB SITEを立ち上げれば、恐らく被害者の方々から大きな反発があると考えられます。しかし、いまわたしたちがやらなければ誰も手をつけないのではないでしょうか?わたしたちは真実が欲しいと願います。74歳(南さん、星野さん)と62歳(大野)のライフワークとすべく頑張ります。

 

踏み間違い事故11

 

踏み間違い事故29

 

踏み間違い事故16

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