大野式左足ブレーキ装置(特許について続報)

05 8月 2016

踏み間違い事故を防止するためには、『踏み変え操作』をなくすことと報告させてもらいました。そこで考えた装置が❶大野式手動スロットル装置と❷大野式左足ブレーキ装置です。この考え方については、ナンキ工業株式会社南様のStopペダルやナルセ機材有限会社鳴瀬様のナルセペダルがあります。それぞれアクセルの起動方法やブレーキの掛け方が違いますが、踏み変えを無くすという意味では皆同じです。ペダル写真は8月4日のTopicsをご覧ください。

『大野式手動スロットル装置』はすでに特許が許可されていますが、『大野式左足ブレーキ装置』の特許を出願したいと考えております。以前からお付き合いのある特許事務所(河野国際特許事務所-東京永田町)にこの特許出願について可能性を調査してもらったところ、以下の回答を貰いました。

大野様

お世話になっております。弁理士の穂坂です。

ご依頼の件、調査結果をご報告いたします。

 

1.「右足でアクセル操作を行い、左足でブレーキ操作を行う」という特徴に関し、第三者の特許権・実用新案権を侵害する可能性はありません。

右足でアクセル操作を行い、左足でブレーキ操作を行うことを内容とする特許出願や実用新案登録出願が過去に複数ありましたが、いずれも、権利にならなかったか、あるいは、権利になった後消滅しているためです。

 

2.「右足でアクセル操作を行い、左足でブレーキ操作を行う」という特徴に関し、特許権を取得するのは困難です。

上記出願に関する公報が発行されており、公知となっているからです。

 

調査結果で得られた公報を添付いたします。

〇印の公報は、ズバリ同じものです。

△印の公報は、ズバリ同じではないけれど大野様が今後この技術を出願する場合に拒絶の根拠になる可能性があるため要注意の文献です。

それぞれの公報名の後ろに、出願後の処分を記載しました。

今後この調査結果を元に構造を変えるなどして特許取得の可能性があるかどうか検討するつもりです。下の写真はバス・トラックのオルガン式ブレーキペダル(勿論右足操作)の例です。

 

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