期待される水素エネルギー元年夏、暑中お見舞いもうしあげます

16 8月 2016

連日30℃を超える暑さが続きます。どうぞご自愛くださいますようお願いいたします。普段何気なく使っている電気。特に家の中でも熱中症になるといわれているときにエアコンは欠かせません。この電気は現在ほとんどが火力発電で賄われています。つまり、石油と天然ガスが主な燃料となって電気を作りだしています。さてその石油ですが、現在日本には197日分(※平成26年度の使用量を基準にしたとき)の備蓄しかありません。天然ガスは液化して輸送し、保存には-171℃に保たなければならないのでコストがかかる等の理由で備蓄はゼロです。しかし、輸入元はマレーシア、インドネシア、オーストラリアなど太平洋州の地域からが全体の70.5%を占め、比較的安楽に輸入できます。また、国内産の天然ガスが消費量の約9%を占めることからあまり心配はされていないようです。また、液化プロパンガスは、常温で保存できるため、こちらは備蓄基地の建設が急ピッチで進めれています(下図参照)。さて、本Topics欄で既報のように日本に輸入されてくる石油は全体の83.1%が中東ペルシャ湾からタンカーで運ばれてくるのですが、ホルムズ海峡、南シナ海、マラッカ海峡など非常に政情の不安定な地域を縫うようにして航海しています。今(2016年8月)でも海上自衛隊がソマリアの海賊対策及び南スーダンPKOに派遣されています。2016年7月15日にトルコでクーデター未遂事件が発生していることを見ても世界の政情はまだまだ不安定であると言っていいのではないでしょうか。いつ何が起こるか解らない。英国のEU離脱もその一つです。一見日本は平和のように見えますが、毎日のように中国の公船が尖閣諸島の領海侵犯をし、お隣の韓国は日本の領土である竹島を大東亜戦争敗戦のどさくさに紛れて不法占拠したままです。どこかの東京都知事立候補者(鳥越俊一郎氏)が日本がどこか国に侵略されるなんて妄想だとテレビでいっていました。はっきり言ってお花畑の住人です。この光復節(8月15日大東亜戦争終戦日)という日本の統治からの離脱(大東亜戦争を一緒に闘ったのに戦勝国といっているようです)を祝する日にこの竹島に韓国の国会議員が上陸しました。写真を見たら随分一杯いました。また、国のために散華した人たちを祀る靖国神社へ日本の国会議員が参拝するのに文句をいうような人たちがごく一部ですが国内も含めて周りにはいるのです。このような歴史について子供たちには近代史として教えていません。日本の近代史は明治維新まででお終いです。何故でしょうか?なにかおかしくありませんか?

水素です。この新しくて古いエネルギーは、国産化できます!!しかも水の中などに無限に存在するので資源として無尽蔵です。確かに現在はメタンガスや天然ガスなどからの水蒸気改質法で抽出するのが一番安価な方法です。現在の燃料電池車用の水素は日石で¥1,080/kg、東京ガス/岩谷産業で¥1,188/kgしです。政府はこれを将来的には現在価格の約3割にしたいとしています。少なくともガソリンに比較して、輸送コストが安くなるか若しくはゼロになるわけですからこの値段も十分理解できます。問題は揮発油税などに変わる水素への税制をどのようにして賦課するかだと思います。

水素は貯蔵できます。岩谷産業や三菱重工、川崎重工等かなりのノウハウを積み上げてきています。将来的には天気のときにソーラーパネルなど再生可能エネルギーを使って水を電気分解して抽出した水素を貯蔵することができるのです。しかも貯蔵の方法はかなり沢山あって、金属に溶け込ませる方法や液体水素にする方法、あるいは圧縮水素にする方法もあります。わが国の技術力を持ってすれば、非常に安価に水素を抽出できるようになると思います。エネルギーは国の安全保障であり、国の根幹です。わたしたちはわたしたちの子孫のために国を挙げて水素に取り組まなくてはなりません。

 

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石油運搬ルート

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アンモニアから水素を抽出するプロジェクト

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水素社会の到来

 

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LPG貯蔵基地(国家備蓄)

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