OPEC減産合意なる!どうなる石油価格?水素への影響は?(付録::恐怖:高速道路でのビニールシート轢過)

01 12月 2016

2016年12月1日、神奈川県庁とのミライ展示に関するミーテイングを終わっての帰途、横浜横須賀道路下り線で、恐ろしい体験をいたしました。場所は港南台インターを過ぎて朝比奈インターとの中間点付近です。時間は16時45分頃です。あたりはすっかり暗くなっており、時速約85kmくらいで走行車線を走行中、先行車との車間距離は約50mくらいでした。先行車があるため自動ハイ・ロービーム装置はロービーム位置でした。先行車が通り過ぎたあと突然 !!  走行車線幅一杯に青色ビニールシートが風を孕んで目の前に現れました。よける間もなく轢いてしまいましたが、幸いビニールシートだけで中に何もなかったので車体に傷もつかず何事もなく済みましたが、わたしの前の車両も後の車両も続々とビニールシートを轢いていました。多分続々と轢過してしまったと思います。中に何かあったらと思うとゾッとする体験でした。あれがビニールシートではなく人である可能性もあり、高速での障害物退避は本当に難しいと思いました。また、先行車とある程度距離があってハイ・ビームであれば事前にビニールシートを視認できていたと思います。そうすれば、追い越し車線にレーンチェンジしてあるいは、ビニールシートを避け得たかもしれません。後悔先に立たずですが、本当に高速道路での事故は怖いという思いを改めて持ちました。

さて、本題に入ります。OPEC(石油輸出国機構ーOrganization of the Petroleum Exporting Countries)のほとんどの国は、石油輸出で自国の経済を支えているためになかなか足並みが揃わないのです。特に宗教対立から犬猿の仲のサウジアラビア(スンニ派)とイラン(シーア派)が今回合意(サウジ減産、イラン増産)したことが大きいといえます。ただし、米国でのシェールオイル増産やロシア(石油輸出が経済基盤)が同調しないので石油価格には極端に影響しないという見方もあります。それにしてもガソリン、重油、軽油、灯油が値上がりしていくことは避けられません。

わが国は、石油をほぼ100%輸入に頼っています。そのうち8割は中東からの輸入です。すなわち、基幹エネルギーを100%他人に頼るエネルギー体質はどうかと思います。特に中東からの石油輸入は、ペルシャ湾 → ホルムズ海峡 → マラッカ海峡 → 南沙諸島(スプラトリー諸島) → 日本という経路です。シリアでは内戦状態、イラクではISとの戦闘が激化しています。サウジアラビアとイランはシーア派指導者(IS関係者)の処刑をきっかけに国交断絶状態となり、スプラトリー諸島では中国が環礁を埋め立てて軍事滑走路を建設し、非常に危うい状況が続いています。いつ何時何が起こってもおかしくない状況です。みなさまお忘れかもしれませんが大東亜戦争は、当時石油の8割をアメリカから輸入していたわが国が、急に石油全面禁輸になったため発生した自衛戦争でした。他にとるべき道はありませんでした。お忘れなく。

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画像出典:Wikipedia 右:石油輸入中東依存率 81.8%!!

巨大タンカーや大型飛行機は、舵を切ってもすぐには何も起こりません。あれ?どうしたのかなと思う頃にやっと舵が効いてきて、そして今度は急にびっくりするほどぐーっと効いてきます。これと同じようにわが国日本はいま基幹エネルギーを水素に切り替えていかなければなりません。2016年現在、燃料電池車ミライは、日産3台程度でなかなか増えていきません。最初はこなものかと思います。ミライが2016年8月20日に我が家に届いてから12月1日の今日で既に走行距離3501kmですが、街中で他のミライにあったことがありません。しかし、わが国は既に水素への舵を切ったのです。これからは、舵が効いてきて急にぐーっと効いてきます。神奈川県の2016年黒岩知事は、再生可能エネルギーを使った水素製造に極めて積極的です。頑張れ黒岩知事!!! 応援しています!!!

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画像出典:Wikipedia

 

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