くろがね四起(4輪駆動車の意味)

12 10月 2016

『くろがね四起再生』という朝のNHKニュースを見て一日嬉しかったです。一九四〇年頃日本帝国陸軍が戦場を自由に駆け回れるクルマとして軍用に開発したクルマです。世界で初めての4輪駆動車で、その性能は水田はいうに及ばず階段まで登ってしまう凄さです。ロシアでは2~3台まだ現役で使用しているということです。わたしたち日本人が作り上げた優れものです。誇らしい。その素晴らしいクルマを静岡の人が再生しました。どうしても後世の人たちに残したかったと。その気持ち、とても嬉しいです。2年かけて再生したそうですが、90%以上はオリジナルの部品を再生して甦らせたとのこと、快挙です。56年前のクルマがオリジナルの部品で動くというのは凄いことです。司馬遼太郎さんが日本軍の戦車のことを張りぼてだのなんだの四の五の言っていましたが、それは、粗鋼の質の話で、このような4輪駆動車のような機械ものを作らせたら世界一流だったのですね。わたしは(昭和29年生まれ)戦後GHQによって自虐史観を植え込まれて育ちましたが、今本当に自分の先祖が誇らしいです。

 

battle_of_khalkhin_gol-captured_type_95_scout_car      日本帝国陸軍「95式小型自動車」昭和16年頃 出典:Wikipedia

392279e65f848d8538690c52d1402b7f 京都市の自動車修理会社「日工自動車」が保管していた個体。出典:産経ニュースフォト

 

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左からくろがね四起、ドイツキュベルヴァーゲン、アメリカのJEEP(何れも戦場の4駆)  出典:Wikipedia

 

修復したくろがね四起(防衛技術博物館を創る会復元)バンク角45°V型2気筒OHV強制空冷エンジン(排気量1.4L 33PS/3,300rpm)が採用されました。当初は水平対向エンジンなどが検討されたが満州など酷寒の環境で使うことを考慮され、ラジエーターが凍るのことのない強制空冷式が採用されました。原型はイギリスのサンビーム オートバイ エンジンとされています。でもこの説明は少しおかしいです。寒冷地だから水平対向エンジンが使えないということはありません。多分適当なサイズの水平対向エンジンがなかったのでしょう。ピストンエンジン飛行機の大部分は2016年現在、空冷水平対向エンジンです。大東亜戦争当時は、空冷星型エンジンが大部分でしたが。2016年10月13日にキュベルヴァーゲン、ウイリスジープと一緒に走る動画に変更しました。出典:youtube

 

くろがね四起試走Ver.2(2016年10月13日追加) 出典:youtube

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