ペダル踏み間違い事故は、ブレーキ操作を行うときにペダルを踏み換えなければならないために発生します。車体が一旦急加速状態になると運転者(人間)は、恐怖に捉われ脳が機能不全を起こし、生理的反射運動として機能不全を起こす直前の行為ーすなわち、ペダルを踏み続けるーことしかできなくなります。ブレーキと思いこんでいるから踏み続けるのではなく、自然な生理的反射運動(こういう風にしかできない)によるものです。(アクセル)ペダルから足を離せばクルマは自然にクリープ走行となり、少なくとも暴走することはありません。何故それができないかといえば、人間の自然な反射運動だからです。
ペダル踏み間違い事故を撲滅するために様々な運転装置が発明されてきました。大別して二種類あります。ひとつはペダルの踏み間違いを起こさない装置であり、ひとつはペダルを踏み間違っても事故には至らない装置です。
<踏み間違いをしない装置>
❶ OT式手動スロットル装置(2017年春頃発売予定 価格未定)
画像出典:大野一郎 ベース車両:2011年製トヨタプリウス
画像出典:大野一郎 ベース車両:2016年製 トヨタミライ(燃料電池車)
手(左手親指)でスロットル(アクセル)を操作する装置です。ブレーキペダルは、運転席足下の右側(アクセルペダルの位置)に設置され、運転中は常時足を乗せて置けるようになっているので所謂踏み換えに伴う空走距離を短縮できるようになっています。装置開発者のわたしはこの車両を約2万キロ公道走行しましたが、ペダル踏み間違い防止装置という以上に運転するのが楽しいクルマです。
※運転動画は、本HPの『手動スロットル』をご覧ください。
❷ OT式左足ブレーキ装置 (2017年春頃販売予定 価格未定)
ペダル踏み間違い事故の原因である『踏み換え』を廃止した装置です。ブレーキを左足で無理なく操作できる装置です。すなわち、ブレーキを踏みたいときはブレーキを左足で操作するため、所謂踏み間違いが発生しない装置となっています。この装置においては、アクセルペダル及びブレーキペダルにオルガン式ペダル(床固定式)を採用しているため、運転中は常時足を乗せて置けるようになっているため、所謂空走距離を短縮できる構造となっています。
画像出典:大野一郎 株式会社カイ
❸ ナルセペダル(別名ワンペダル) 販売中 ¥200,000(取り付け工賃別)http://www.onepedal.co.jp/products/price.php
ワンペダルのナルセ機材有限会社
〒869-0222 熊本県玉名市岱明町野口603
TEL:0968-73-1511 FAX:0968-73-8726
E-mail : info@onepedal.co.jp
営業時間 9:00~17:00 定休日 土、日、祝祭日
これは、大きなブレーキペダルの右横に棒状のアクセルペダルが装着されていて、アクセル操作は右足の甲外側を外側に倒すようにして行います。ブレーキが必要な時にはブレーキを誤りなく操作できることから、ペダル踏み間違いを防止することができます。
動画出典:ナルセ機材有限会社
<踏み間違い事故にならない装置>
❶ Stopペダル ナンキ工業株式会社 (2017年春頃発売予定 価格未定)
この装置は、ブレーキペダルのステーにアクセルペダルが機械的に装着されており、アクセルを床まで踏むとブレーキに変わるというユニークな構造のものです。
会社名 ナンキ工業株式会社
住 所 埼玉県川口市弥平3-1-8
電 話 048-223-6420
F A X 048-224-1771
動画出典:ナンキ工業株式会社
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