みなさん今日はクルマの話題ではなく、飛行機、自家用ジェット機の話です。しかも2017年5月10日に『ホンダ新NSX(スーパーカー)が出ました』としてUPしたホンダ技研工業(ホンダエアクラフトカンパニー)が販売しているホンダジェットの話です。ただし国内で生産したのではなくアメリカ国内で製作されました。また、凄いのはエンジンも他のものではなくGEとの提携・技術供与の下ホンダ独自の技術で製作しました。2015年に販売開始しました。主な仕様は以下の通りです。
仕様
- 主要目
- 乗員: パイロット1名または2名
- 乗客: 5名または6名(エアタクシー用)
- 座席数: 7-8席
- 全長: 12.71 m (41.70 ft)
- 全幅: 12.15 m (39.87 ft)
- 全高: 4.03 m (13.21 ft)
- 最大離陸重量: 4,173 kg
- 動力
- 性能
- 最大巡航速度: 782 km/h(高度30,000 ft 422kt TAS)、マッハ 約0.64
- 最大有視界航続距離: 2,593 km (1,400 nm)
- 最大計器航続距離: 2,265 km (1,223 nm)
- 燃料消費率: 3.3km/kg
- 最大運用高度: 13,106 m (FL430)
- 離陸距離: 1,219 m (4,000 ft)以下
- 着陸距離: 914 m (3,000 ft)以下
- 最大上昇率: 1,216 m/min (3,990 ft/min)
わたしは昔プロのパイロットでしたので、その目から見ると重要なことが見えてきます。比較の上で昔ゼロ戦やYS11を作った三菱が完成させたミツビシリージョナルジェット(MRJ)を取り上げると、こちらは日本国内で全て作り、現在アメリカ(FAA連邦航空局)の型式証明をアメリカ国内(シアトル)で取得中です。
型式証明・耐空証明とは、以下の記事を参照ください。ちなみに支那製の旅客機C919も初飛行に成功しました(アメリカ製エンジン)が、こちらは真似っ子新幹線と同じように先ずFAAの耐空証明は取得できないと思われます。自分たちでもわかっているから申請すらしないでしょう。FAAの型式証明がないと先ず世界では販売不能です。ホンダジェットは既にFAAの型式証明を取得しています:
http://toyokeizai.net/articles/-/70085
(東洋経済新報社記事より)
画像出典:Wikipedia ホンダエアクラフトカンパニー 下段左:コクピット 下段右:機内
動画出典:youtube ホンダエアクラフトカンパニー
次は参考のための画像です。
画像出典:Wikipedia 三菱航空機 三菱リージョナルジェット
画像出典:Wikipedia 中国商用飛機有限責任公司(COMAC)
トラックバックURL