みなさん、簡単に言ってしまえば踏み間違い事故の原因は『踏み換え』にあります。『踏み換え』をしなければならない構造だから『踏み換え』を忘れたりします。
しかもこの間違いは必ず、アクセルからブレーキに踏み換えを行わなければならない場面でアクセルを踏むために発生しています。
またこのことは、アクセルもブレーキも共に右足で踏んで操作するところから発生します。場所が違うだけで『踏む』操作は共に正しいからです。つまり、無意識に何万回も踏み換えを行っているうちにただ一回脳がもう踏み換えをしたのだと錯覚するのだと思います。そして車体の急加速に伴う脳の機能不全を発症して、機能不全に陥る直前の行為ーすなわちペダルを踏みつけるという行為を生理的に続けてしまいます。
よく『踏み間違い』といわれますが、それは踏み間違いに違いはありません。しかし、人間緊急性が高ければ高いほど『踏み間違い』はしません。わたしが提唱する『踏み換え忘れ』という所以(ゆえん)です。
この種の事故が発生してからよく運転手が『ブレーキと思ってペダルを踏んだがクルマは止まらなかった』と証言していますが、もし、これが所謂『ペダル踏み間違い事故』であれば、運転者の脳は『機能不全』に陥っており、自分が踏んでいるペダルがブレーキかアクセルかを認識する能力はなく、またステアリング制御もできません。つまり、事故後の辻褄合わせをしているにすぎません。
この踏み換え忘れを防止するには:
1.アクセルの操作方法を変えること
A.ナルセペダル(ワンペダル)
動画出典:ナルセ機材
B.踏まないアクセル
動画出典:佐藤隆志さま
C.手動スロットル装置
画像出典:大野一郎 動画は現在製作中
2.アクセルの操作方法を変えずに事故防止を行うこと
動画出典:youtube 南器工業株式会社 南平次さま
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