国産GPS衛星『みちびき2号機』打ち上げ成功!

04 6月 2017

日本のH2ロケットが鹿児島県種子島から打ち上げ成功したのは2017年6月1日のことでした。この打ち上げでは準天頂軌道衛星(静止衛星)『みちびき2号機』が打ち上げられ、日本国内でのカーナビなどGPS測位機能がcm単位の誤差で有効になる素晴らしいものです。2017年現在みなさんが便利に使っているカーナビは、米国が運用しているGPS衛星システムを使ったものです。この米国GPS衛星は周回衛星といって高度約20km付近を飛行し、現在は31基が運用されています(7基はスタンバイ)。ただし、この衛星はビルの谷間や山蔭など電波が遮られる場所では測位性能の精度が落ちました。さて、ここで出てくる準天頂衛星とは何か?早速Wikiprdeiaで調べてみました。以下:

準天頂衛星システム(じゅんてんちょうえいせいシステム、英語: Quasi-Zenith Satellite System、QZSS)は、主に日本地域向けに利用可能とする地域航法衛星システムをいう。宇宙航空研究開発機構(JAXA)と内閣府特別の機関宇宙開発戦略推進事務局準天頂衛星を用いてシステム構築を目指している。2010年9月11日に技術実証のための準天頂衛星初号機みちびき (QZS-1)が打ち上げた。2016年4月の宇宙基本計画で、2017年に衛星3機が追加で打ち上げられ、2018年に4機体制でシステムを運用開始し、さらに2020年に初号機の後継1機と2023年に衛星3機を追加して7機体制で運用することが閣議決定された(以上Wikipediaより)

 

画像出典:Wikipedia 下段右側が準天頂衛星(みちびき2号機の軌道)

そして、このみちびき2号機を軌道まで打ち上げたのが国産ロケットH2でした。

画像出典:Wikipedia

国産ロケットH2は、たしか34号機まであり、たった1基だけがロケットブースターの切り離しに失敗しましたが他は全て成功です。すばらしい技術です。わたしたちの誇りです。

動画出典:youtube

みちびき2号機が稼働し、7基体制になるとGPSの最小誤差はたった数センチメートルになるそうです。つまりビルの谷間にいても真上からの電波なので、遮られることがなく、GPS本来の機能を発揮できるわけです。

 

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