世界初!自動運転レベル3がいよいよ登場、注目の”クルマ向けAI/IoT技術”とは?

22 4月 2018

この記事、本当だとしたら、世の中に新しい問題を提議することになります。

というのは、ちょっとまやかしみたいな技術を以てレベル3といっているような気がします。以下レベル2と何が違うのか?:

レベル3以上は運転操作の責任をクルマが持つ

画像出典:FUJITU

(大野註)システムエラー(システムの誤作動、誤認識)に対してどのように対処できるのかというのが最大の焦点です。以下:

ドライバーは運転操作を一休みして、メールをチェックしたり、同乗者と顔を見ながら会話したりすることができるようになるわけです。当面は、高速道路や自動車専用道路などの特定のエリアに限定されることになりそうですが、限られた場面であってもドライバーが運転操作から解放されることの意義はとても大きいです。自動運転の技術開発が加速していることを考えると、自動運転が可能となる場面はどんどん広がることでしょう。

(大野註)メールチェックは別としても、自動運転じゃなくても同乗者と顔を見ながら会話したりするのはやっています。実は、ここでは敢えて触れていませんが、実際はDVDを見たり、新聞を読んだりするのではないですか?

ドライバーモニタリング:運転動作に戻れるかを常時監視

ドライバーモニタリング技術は、レベル3で求められる運転操作の引き継ぎ機能の実装に欠かせないものです。レベル3では、自動運転モードで走行しているクルマが自動運転の継続が難しくなったときに、運転操作をドライバーに引き継いでもらいたいと警告を上げることになっています。

例えばアウディのレベル3の自動運転機能である「Audi AI Traffic Jam Pilot」は、以下の4条件を満たしたときに利用可能となっています。

(大野註)「Audi AI Traffic Jam Pilot アウディ・AI(人工知能)・交通渋滞・パイロット」とちゃんと訳さなければなりません。そう、「交通渋滞時の自動運転」です。:

●高速道路、あるいは中央分離帯とガードレールなどが整った片道2車線以上の自動車専用道路を走行
●隣接する車線も含めて、前後を走る車両との車間距離が詰まった状態
●走行速度が時速60km以下
●車載センサーの検知範囲に交通信号や歩行者がいない

このため、例えば自動運転中に走行速度が時速60kmを上回った場合、クルマはドライバーに「運転操作を代わって下さい」と警告を発します。もし、このときドライバーが眠っていれば、すぐに運転操作を再開できる保証はありませんし、運転時の安全性も確保できません。

そのような場合は、クルマは運転操作の権限をドライバーに渡さず、自動的に(車両を)停止します。(大野註:高速道路のどこに停車するのか書いてないのは不親切を通り越して危なくないですか? また車両が追い越し車線にいた場合、車線変更してさらに路肩に停車する訳でしょうか?)つまり、レベル3の自動運転車では、ドライバーを監視し、運転操作できる状態なのかどうかを常に監視するためにドライバーモニタリング技術が必要になるわけです。

ドライバーモニタリング技術では、ドライバーの表情や体温などをモニタリングしてドライバーの状態を判断します。車内に設置したカメラやステアリングに取り付けたセンサーで表情や体温、脈拍を記録し、AIを用いたビッグデータ解析に基づいた判断ツールに照らしてドライバーの状態を診断し、運転操作できる状態かどうかを判断するわけです。

これまでドライバーモニタリング技術は、運送事業者や保険会社が職業ドライバーに安全運転を促す目的で遣われていました。レベル3対応の自動車への搭載に当たっては、運転操作に戻れるかどうかを正確に診断・判断する技術開発が求められることになるでしょう。 (大野註:アウディはそれができるからレベル3自動運転車を販売する訳ですよね!)

OTAアップデート:自動運転機能の追加・高度化を遠隔実行

(大野註:このこともなんちゃらかんちゃらいっていますが、一番気をつけなければならないのは、対サイバーテロ対策が特に示されていないことです。「テスラ」のスモンシステム(自動配車システム)では、すでにハッキング事例がでています。高速自動運転中にハッキングされたら大事故です。必ず面白がってこういうことをする輩がでてきます。)

 

動画出典:Youtube FUJITU

ハッキリ言いましょう!

自動運転のキモは、AIの搭載にあります。それも上記の「交通渋滞時の自動運転 4条件」なんていい加減なものではなく:

自動運転を実現させるものは、障害物の認識など各種センサー(カメラ、レーダー、赤外線レーザー、超音波及びこれらの組み合わせ)で行います。しかし、所詮機械ですからどうしても誤作動・誤認識・不認識・不具合などが発生します。ところ構わず。そのとき、どう対処するかです。

レベル2では、運転手が即運転を取って代わって対処することになっており、そのため運転手は、機械を常時モニター(監視)する必要がありました。

レベル3では、運転手がDVDを見ていたり新聞を読んでいたり、あるいは寝てしまう可能性もあります。そのとき、不具合が起こり、自動運転継続が困難になったらどうするか? アウディでは、運転手に注意を喚起して制御を代わってもらうか、自動的に「停車」するようになっています。

レベル4では、不具合が起こっても運転者には頼らず、車体側で対処するようになっているはずですが、そうすると、アウディはもし、引き継ぎ要請に運転者が対処できない時は自動停車(上記)するようになっています。

ということは、「そのような場合は、クルマは運転操作の権限をドライバーに渡さず、自動的に(車両を)停止します」:

それじゃ、アウディはレベル4じゃん!!

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