ポケモンGO!で死亡事故発生

25 8月 2016

昨日2016年8月23日午後7時25分ごろ、運転中にポケモンGO!をしていた39歳の男性が徳島市方上町の県道で女性2人を車ではねました。はねられた女性二人は、病院に搬送されましたが1人が死亡、1人が重傷を負いました。徳島県警徳島東署は自動車運転処罰法違反(過失運転致傷)容疑で運転していた男性を現行犯逮捕しました。

以前8月15日の本Topics欄で『人間の記憶のメカニズムは、認知心理学という分野で感覚記憶、短期記憶(ワーキングメモリ)そして長期記憶に分類されます。この中でクルマの運転で活用されているのが作業メモリまたは作動メモリと呼ばれる短期記憶と呼ばれるものであり、記憶容量が小さいことが特徴です。どのくらいの記憶容量かという研究によれば、7±2(平均5桁)の数字がやっと憶えられるくらいの記憶容量しかありません。例えばクルマを運転中、赤信号が見えた時、赤信号だということが感覚記憶から短期記憶に入り、さらに長期記憶から停止しなければならないという情報が入ってブレーキを踏むという指令が足に伝えられて行動するという流れです』

もっとわかりやすくいうと、運転中に携帯電話やポケモンGO!をやっていると短期記憶の記憶容量がそちらに全部使われてしまって、感覚記憶(眼など)から入った赤信号などの情報が短期記憶に残らないのです。そうすると長期記憶からの『赤信号は止まれ!』の指示がなく、今回のような事故につながります!!何回も言ってすいませんが、わたしも車載電話をして、赤信号を見落とし事故を起こしています。だからポケモンGO!に限らず、運転中は他の何事もしてはダメです。集中しないと危ないです。(事故車写真出典:http://www.akb48matomemory.com/archives/1060482334.htmlbefcd7ce

記憶の多重貯蔵庫モデル(出典認知心理学会)

記憶のメカニズム1

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記憶のメカニズム2

 

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事故車両

 

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