ペダル踏み換え忘れ事故が発生する『条件』は:
❶AT車であること
❷何気ない状況(ブレーキ操作)で発生していること
❸走行中が多いこと
この3つです。そしてペダル踏み換え忘れが発生する『原因』は:
《ペダル配置が人間の性質に合っていない》→《ペダル配置の欠陥》であると思います。
2017年4月21日埼玉県入間市のイオン立体駐車場で踏み換え忘れ事故と思われる事故が発生しました。以下:
21日午後8時ごろ、埼玉県入間市上藤沢のショッピングセンター「イオン入間店」駐車場で、高齢女性が運転する乗用車が軽乗用車に追突後に暴走し、歩いていた女性をはね、さらに駐車中の車にぶつかって止まった。県警狭山署によると、歩行者の女性が重傷を負ったほか、男女5人が軽傷。同署は自動車運転処罰法違反(過失傷害)の疑いもあるとみて調べている。
同署によると、6人はいずれも病院に搬送された。軽傷者は、事故を起こした車を運転していた女性と同乗男性の2人▽最初に追突された車に乗っていた3人。
事故後、駐車場は立ち入りが規制され、同署員らが車内の状況などを確認していた。事故を起こしたとみられる乗用車は、黒っぽい乗用車の側面にぶつかったまま止まっていた。
現場は西武池袋線武蔵藤沢駅の西約2キロの住宅や学校などが建ち並ぶ一角。同署が詳しい事故原因を調べている。【毎日新聞 三股智子、清藤天 原文のママ】
ペダル踏み換え忘れによる事故は、意図しない車両の急加速によって運転者の脳が機能不全に陥り、その後の生理的反射運動によってアクセルを最大限踏みこんでしまう中で、かつステアリングの制御などが一切できないために最大加速で障害物や人などに衝突して重大な結果を引き起こします。
自動車メーカーは、ペダル配置の欠陥についてよく自覚していると思います。しかし、自動ブレーキの開発と採用以外何の手立てもしていません。しかも自動ブレーキは新車に搭載されるだけでいま世界に現存する何千万台のクルマには何の防御策もありません。
画像出典:Wikipedia
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