「ペダル踏み間違い事故」の加害者について

23 7月 2017

なんども申し上げていますように「ペダル踏み間違い事故」は、脳の機能不全による運転者の生理的反応によってアクセルを床まで踏み続けて、最大加速で障害物に衝突するために、加害者も被害者も重篤な被害を受けます。運転者だけに限定すると、その死亡率はその他の一般交通事故に比較すると約17倍になります(交通事故総合分析センターより)。

この事故は運転者のアクセルペダル踏み間違いという「過失」がもたらすものですが、この「過失」をもたらす最大の原因は、ブレーキを操作する際に「ペダル踏み換え」が必要だということです。

わたしの心にとりわけ強く残っている踏み間違い事故があります。2015年12月に発生した埼玉県浦和駅そばで発生した死亡事故です。

16歳の誕生日まであと2日という2015年12月23日に稲垣聖菜さんは、歩道を歩いていてペダル踏み間違いによって暴走してきた日産ノート(自動ブレーキ付車両)と鉄柱との間に挟まれて亡くなりました。運転者は80歳の男性でした。

画像出典:Wikipedia

画像出典:Wikipedia

この80歳の男性運転者は、危険運転致死罪を問われ交通刑務所で1年6月の刑期を務めました。勿論稲垣聖菜さんのお母さんは、刑が軽すぎるとしましたが、現在は高齢者の免許返納促進についての全国運動を広げておられます。下記サイトを訪問してください。

事故の経緯

 

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