中国でのハイビーム問題

09 11月 2016

いつものように東叶神社に朝の参内をして、いつものようにお賽銭を納めようとしたわたしの手に、風もないのに山椒の葉が飛んできてあたりました。わたしの願い事に対する、なにか神の啓示のような気がしました。

中国でのハイビーム使用事情

さて、ハイビーム問題です。中国では、市街地走行でも対向車が来ようがこ来まいが常時ハイビーム走行している人がほとんどのようです。対向車がハイビームで来たら自分も眩しいのに自分がハイビームにするのは一向に構わないようです。そして次の記事が入ってきました。:

中国広東省深セン市の交通警察が2016年11月1日、ハイビームで走行する自動車運転手の取り締まりを行い、違反者に対し罰金の支払いに加え(1)分間ハイビームを見つめる罰を与えたところ、国民から賛否の声が巻き起こっているそうです。深セン交通警察が中国版Twitter(ツイッター)「Weibo(ウェイボー)」上に取り締まりを報告したところ、国民からは「自己中心的な運転手に対して良い罰だ」や「失明したらどうするのか」など賛否の声が寄せられました。中国国営の中国中央テレビ(CCTV)によると交通警察はこの日、市内100カ所の検問所で2時間のうちにハイビームで自動車を運転していた違反者932人を処罰したとのことです。もちろん、他人の迷惑にならないハイビームの点灯は違反に当たらないそうです。(出典:産経新聞デジタル 中国、広東省深セン市 11月1日 画像出典:Newsflare/アフロ)

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画像出典:Wikipedia

共産主義体制下での法律がどうなっているのか良く知りません。法に基づいて処罰したのでしょうが、どのような法律なのか非常に興味があります。また、違反者にハイビームを(1)分間見つめさせるというのは、子供を罰するようなやり方でもあります。現場の責任者の思い付きではないかとも思えます。というのは、体罰ですからハイビームに関する違反は、刑事罰ということになります。

どぶに捨てた廃油を掬って料理に・・・

ハイビームの記事を読んで直ぐに思いついたのはどぶに捨てた廃油を掬ってまた、料理に使っていた問題です。信じられない人に以下、:

レストランや屋台などでは美味しい料理を食べたいものですが、世界中で食の安全が叫ばれる昨今、やはり衛生面や安全面を一番に求めたいところです。しかし、中国では少し事情が違うようです。中国のレストランのうち10%が、いったん排水溝に捨てられた油を使用しているとのニュースがありました。油を使った理の多い中華料理ですが、武漢市にある大学研究室の学生が調査をしたところ、年間2~3トンの排水油が再び食事として戻ってきているとのことです。これらはもちろん正規のリサイクル・クッキング・オイルのことではなく、国中の排水溝などから仕入れたもので、油にはアフラトキシンなどの発がん性物質なども含まれているそうです。本当であれば豚などの飼料として売られるべきものですが、人間の食事向けに戻ってくるものもずいぶんとあると言い、10軒に1軒のレストランが下水からの油を調理に使っているとの調査結果が出ています。もちろん違法ですが、下水から再利用した油が消費されていることは暗黙の了解となっており、以前から話題に上っていたと言います。日本でも賞味期限切れの食品が大きなニュースになりますが、中国の例を聞くと、大したことないように感じてしまうのが怖いところです。実際、毒餃子の問題が起こったときも、日本側は過剰反応しすぎというのが中国側の反応でした。(註:ふざけんな!!!)(以上記事出典:未来をみつめて夢の彼方へ http://blogs.yahoo.co.jp/kingboy4649/34968587.html)

「地沟油」

多くの日本人が中国に持っている共通のネガティブなイメージ、それは「食に対する不安」ではないでしょうか?中国人自身もそれなりの心得をしていますが(註:していません!!)、今日は特に「地沟油」について取り上げてみたいと思います。中国語で「地沟」とは「下水道」のこと。ですから、直訳すると「地沟油」とは「下水油」となります。ただ、これだと一体何のことを指しているのか、わかりません。この言葉が何を指しているのかを理解するためにはその実体について知る必要がありますが、簡単に言いますと、「地沟油」とは下水に流された黒ずんだ廃油を精製して、再度使用される油のこと。考えただけでもぞっとしますよね? ですから、「ドブ油」とか「ゴミ油」と訳したほうがイメージは湧きやすいかもしれません。食の安全をとりわけ重視する日本では、考えにくい現象(註:法律で処罰されます!!)ですが、なぜ中国ではこんな「ドブ油」が出回ってしまうのでしょうか?その最も大きな原因として、中国社会に蔓延する拝金主義の影響を挙げないわけにはいきません。中国に生活しているとひしひしと感じることですが、物質主義、お金やモノ対する執着がこの社会全体を支配しています。(註:違います。そんな高尚なものではありません。自分が食べないから人はどうでもいいのです)上層部から、社会の低所得層に至るまで社会全体がお金があれば人は幸せになれる、将来の安全は保障されるという「信仰」を持っているのです。「地沟油」を精製する業者で働いている人の月収は1万元にのぼるといわれます。現在のレートで換算すると17~18万円、日本人からすれば大したことはありませんが、中国ではエリートサラリーマンの月収に匹敵します。その結果、人の健康などお構いなしに、自分の懐を肥やそうという輩が生まれてくる、というわけです。「地沟油」は高級レストランから排出された廃油などを汲み取り、それを精製するため、コストは通常のサラダ油の半分と言われます。容易にわかることですが、すでに捨てられた油を精製するわけですから、その中には種々の有害物質が含まれており、とりわけ発がん性が非常に高いと言われています。それにもかかわらず、あるデータによると、中国で使われている油の10分の1は「地沟油」ではないかとも言われています。つまり、中国で10件のレストランで外食すれば、1件は「地沟油」に当たる、というわけです。もし、中国にいかれる機会があれば、少なくとも道端の屋台で食べることは避けて下さい。可能なら、できるだけ高級な、外国人向けのレストランに足を運ぶことをおススメします(註:中国で食事をしなことです。するなら地元の権力者と一緒ならOKです)。(以上記事出典:http://www.thatofchina.com/2014/09/12/digouyou/)

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画像出典:Wikipedia 見るからに不衛生ですねー!

中国人とは?

ハイビーム問題とこの「地沟油」の問題は、同根です。中国の人だってどぶに捨てた油は食べたくない筈です。当たり前。それではなぜこんなことをするのでしょう?話は簡単です。「地沟油」を使用した料理は自分では絶対に食べないからです。なんて自分勝手な性質の民族なのでしょうか? その話を聞いてもうひとつ思い出したのは、マレーシアで建設現場の監督をしていたとき、現場労働者は中国人が多いのですが、朝の休憩時間に中国人が屋台でパオ(肉まん、餡まん)を売りに来るのです。みなさんお買いになりますが吃驚したのは表皮をみんな剥いてしまうのです。何故か聞きましたところ、『不衛生だから』という答えでした。どんだけ不衛生な場所で作っているのか?それだけではなく、剥いた皮をところかまわず捨てるので、現場が本当に汚くなってしまいました。自分のうちでなければ汚れようがなにしようが全く気にかけません。それは中華レストランでも同じです。カニを注文して、カニの殻をところかまわず床にすててしまいます。何故か?『自分の家』ではないから。掃除するのは自分ではないから。日本でも、エレベーターの中で平気で子供にオシッコをさせたり、エレベーターのボタンを傘の先で押したりします。何故、そんなことをするのか聞くと指で直接触ると汚いからと答えます。

夜間自分が先を良く見ることができないからハイビームにします。何がいけないの?人が眩しくたって関係ない、自分が眩しくないから。

それは、中国国内でやってください。

自動ハイビーム・ロービーム切り替え装置

 

動画出典:Wikipedia トヨタ自動車

中国でのハイビーム問題、日本でのハイビーム問題、全く問題の質が違いますが、いずれもこの装置があれば、相当の事故が防止できると思います。

何回も本欄で転載している動画ですが、本装置は、トヨタ自動車に限らず、どこのメーカーであっても比較的経済的にカメラとソフトウエアで搭載できるものです。是非、世界中の全てのメーカーのすべての車種に標準装備していただきたいと思います。

 

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