ゴーン再逮捕!検察は立派だ。地裁はへなちょこだ。

23 12月 2018

外国、特にフランスからの圧力で特捜からの準抗告を棄却した地裁。へなちょこです。大体特捜は大物しかやらず、それも形式犯(有価証券法違反等)で逮捕して、実質犯(特別背任等)で起訴するのが普通です。だから検察はまさか準抗告棄却なんて思いもしなかったでしょう。それに比較して地裁はへなちょこだっ! しかし検察は立派、年越し乃至は年明けに予定していた特別背任容疑での逮捕を前倒しにした!!

ゴーン容疑者は、日本企業が倒産寸前で弱っている時に株式取得で急場を救ってくれましたが、そのあとがいけない。如何にも「ニッサンリバイバルプラン」とかホームランを打ったかのような報道がされていますが実際は、社員の「首切り」です(ただし、ニッサンが倒産寸前に至った理由は、労働組合が社長の人事にまで口出ししたからです。その意味ではゴーンのような外人でなければ首切りはできなかったでしょう)。そしてそのあとは典型的な植民地政策に終始しました。日本人の生き血を啜るようなやり方です。フランスルノーでは不正がなかったとしていますが、当たり前です。ニッサンで好き勝手やったわけですからルノーで不正をする必要がなかったのです。

そのゴーンに特別背任での逮捕!朗報です! さらに業務上横領が加わるでしょう。産経新聞の記事から:

ゴーン容疑者、取締役会の承認偽装か 独断で損失付け替え

12/23(日) 0:29配信

産経新聞

 日産自動車の前会長、カルロス・ゴーン容疑者(64)が私的な投資の損失を日産に付け替えたとされる特別背任事件で、ゴーン容疑者が、付け替えに必要な取締役会の承認を得たように偽装していた疑いがあることが22日、関係者への取材で分かった。東京地検特捜部はゴーン容疑者が取締役会の承認を得ないまま、実質的に独断で付け替えを進めたとみて調べている。ゴーン容疑者は関係者に「決議は取ったが、具体的に説明していなかった」と話しているという。

ゴーン容疑者、是正を拒否 監視委が不正投資指摘も

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 日産自動車代表取締役会長のカルロス・ゴーン容疑者(64)が有価証券報告書に自身の報酬を約50億円過少に記載したとして金融商品取引法違反容疑で逮捕された事件で、証券取引等監視委員会が数年前、ゴーン容疑者の指示とみられる会社資金を使った不正な投資について同社側に指摘していたことが20日、関係者への取材で分かった。同社側はゴーン容疑者に再三是正を求めたというが、拒否されたとみられる。東京地検特捜部は、ゴーン容疑者が数年前から不正を認識していた可能性があるとみて調べている。

ゴーン容疑者の最側近だった元秘書室長が、付け替えに関する新生銀行(東京)との交渉を担当していたことも新たに判明。特捜部は報酬過少記載事件で元秘書室長と司法取引しており、特別背任事件でもゴーン容疑者の関与について証言を得たとみられる。

ゴーン容疑者は平成20年10月、自身の資産管理会社と新生銀行との間で契約した通貨のデリバティブ(金融派生商品)取引で評価損が生じたため、約18億5千万円の評価損を含む契約を資産管理会社から日産に付け替えたなどとして再逮捕された。

関係者によると、ゴーン容疑者は20年10月、新生銀行側からリーマン・ショックの影響で生じた巨額の評価損に対して追加担保を求められ、契約当事者を資産管理会社から日産に付け替えるよう提案。銀行側から日産の取締役会の承認決議を求められた。

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ルノーは利益が半減し、ニッサンがこれを支えている構造を一刻もはやく是正しなければなりません。フランスなんかに生き血を啜られてたまるか。

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