テスラの真実

06 6月 2020

このBLOGでも度々取り上げてきましたアメリカの電気自動車メーカー「テスラ」。新興自動車メーカーなので、製品をつくるためにはあちこちの自動車メーカーから人を引き抜いてきているとは思っていましたが、まさか他メーカーの部品を直接装着しているとはおもいませんでした。以下(少々古くてすいません 2019.12.26):

日経クロステック(xTECH)

テスラの最新EV「モデル3」徹底分析

テスラ「モデルS」分解、ベンツやボルボのロゴ付き部品が続々

久米秀尚 日経クロステック/日経Automotive
 
米テスラ(Tesla)の高級セダン「モデルS」のステアリングコラムに光っていたのは、「MERCEDES-BENZ」の文字だった(図1、2)。ドイツ・ダイムラー(Daimler)向けの部品を流用していることが分解で分かった。
 
 
 
図1 テスラの高級セダン「モデルS」
2015年式の車両を分解した。(撮影:日経Automotive)
 
図2 ステアリングコラムに「MERCEDES-BENZ」の文字
ステアリングホイールのドライビングポジションを上下(チルト)・前後(テレスコ)方向に調節する機構で、Bosch製だった。(撮影:日経Automotive)

 Teslaの専用部品で固めた「モデル3」とは大違いだ。特集「テスラの最新EV『モデル3』徹底分解」でこれまでに報じてきたように、モデル3は独自技術をふんだんに盛り込んだ。

例えば、自動運転機能などでクルマの“頭脳”となる統合ECU(電子制御ユニット)は内蔵する処理半導体から自社開発。さらに、その統合ECUを中核に据えた先駆的な車載電子プラットフォーム(基盤)をトヨタ自動車やドイツ・フォルクスワーゲン(Volkswagen)など旧来の自動車メーカーよりも6年以上早く実用化した。インバーターはパワー半導体にSiC(炭化ケイ素)を多用し、内蔵基板を米国の国土の形状に似せるという遊び心も見せた。

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言っていることが少し矛盾しています。テスラモデルSで流用しているステアリングコラムやテレスコピック機構は電子部品ではありません。

Teslaの専用部品で固めた「モデル3」とは大違いだ。特集「テスラの最新EV『モデル3』徹底分解」でこれまでに報じてきたように、モデル3は独自技術をふんだんに盛り込んだ。
ここで述べている部品はEV車での電子部品であります。つまり車体を構成する機械部品は相変わらず他車の部品を流用していると思います。つまり、土俵が違うのに同じ土俵で論じています。
それでは:

テスラの最新EV「モデル3」徹底分解

「モデルS」からの進化を探る

テスラ「モデル3」、これほど簡素な内装で不自由がないのは衝撃的

御堀直嗣
モータージャーナリスト
2019.11.14(古くて🙇)

気自動車(EV)メーカーの米テスラ(Tesla)から、量販車種の「モデル3」が日本でも発売された。上級4ドアセダンの「モデルS」、SUV(多目的スポーツ車)の「モデルX」に続く3車種目であり、高級車から導入を始め、以後量産車でのEV普及を目指すとしたテスラの方針に沿った販売となる。

モデル3は2016年に米国で販売されて以降、大量生産体制が十分に整わなかったことから、CEO(最高経営責任者)であるイーロン・マスク(Elon Musk)氏の手腕を問う投資家の発言などがあった。その後、順次量産体制が整い、右ハンドル車も生産されての日本導入である。

試乗したのは、3種類あるモデル3で最も上級の「パフォーマンスバッテリー」というグレードである。前後にモーターを備える4輪駆動車で、満充電時の走行距離はWLTPモードで530kmである。

試乗車はモデル3の最上級車種であるパフォーマンスバッテリーというグレード。立ち寄った千葉県木更津市の充電拠点には、急速充電用のスーパーチャージャーが6基設置されていた

車体寸法は、ドイツ・ダイムラー(Daimler)のメルセデス・ベンツ「Cクラス」や同BMW「3シリーズ」に近く、エンジン車かEVかの違いはあるが、価格帯を含めその辺りが競合車と考えられる。

モデルS以降、テスラ車の特徴の一つが、ドアの取っ手が車体表面と一体化しており、乗車の際に取っ手が手前に出てくる仕組みだ。モデルSではキーを持って近づくと自動的に取っ手がせり出し、モデルXでは近付いただけでドアが開いた。

モデル3ではそうした自動的な作動はないが、前後ドア間の支柱であるセンターピラー部にカードキーを添えると開錠され、取っ手の端を押すようにするとレバーが手前に出て、それを引いてドアを開ける。乗り込んでセンターコンソールの指定場所にカードキーをかざすと電源が入る。続いてブレーキペダルを踏み込み、シフトレバーをD(ドライブ)へ入れれば走り出せる。

運転席側のセンターピラーにカードキーをかざすと、ドアロックが開錠され、取っ手が手前にせり出す
(撮影:筆者)

停止状態から100km/hまで3.4秒というスポーツカー並みの加速力を備えるため、通常の発進はもちろん、都市高速の短い合流車線で本線の流れに乗せようという場合も、合流地点でアクセルを戻すほど加速に優れる。

試乗車は、扁平率が35%という超扁平タイヤを装着しているため、乗り心地はやや硬めだが、ガツンという強い衝撃が体を貫くといったほどではない。路面変化に対してしなやかにサスペンションは動き、衝撃を吸収する。乗車感覚としては、ドイツのメルセデス・ベンツに似ている。

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5年くらい前(2015年≒)15万円の手付金を払ってモデル3を予約した人は沢山いるのに2020年未だにモデル3を見ることはありません。なんで?

デビューから4年も経つのに走ってない! テスラ・モデル3を日本で見かけないワケ (2/2ページ)

デビューから4年も経つのに走ってない! テスラ・モデル3を日本で見かけないワケ

日本でのデリバリーは2019年後半から

早いもので、テスラ「モデル3」がデビューしたのは、いま(2020年)から4年も前のことだ。

テスラが単独に開いた発表会は熱気に溢れ、イーロン・マスクCEOの言葉に皆が聞き入った。モデルSとモデルXによって、世界市場でEVの市民権を勝ち取ったテスラが送り出した、マスマーケット狙いのモデル3。

発表会の1週間後には、予約販売だけで30万台を突破した。その時点で、納期は早くても1年半後の2017年末といわれていた。

日本でデリバリーが始まったのがその2年後、2019年後半からだ。それから4カ月ほどでは当然、街中でモデル3を見かける機会は少ない。
テスラ・モデル3を日本で見かけない理由

モデル3を買う理由はEVだからではなくテスラだから

日本人にとってテスラを買うおもな理由は「新種のプレミアムブランドだから」、ではないだろうか。「EVだから」は、あくまでもブランド価値の裏付けに過ぎない。価格についても、1000万円級であることが、良い意味でプレミアム感を出している。

ライバルとしても、モデルSやモデルXは、メルセデス・ベンツやBMWが該当するのだが、けっしてガチンコライバルではない印象がある。

テスラ・モデル3を日本で見かけない理由

そのため、モデル3が、メルセデス・ベンツのCクラスやBMWの3・4シリーズのように、日本でのセールスボリュームを取れるかどうかはわからない。「EVだからモデル3を買う」というユーザー層が、現状では見えてこない。

モデルSとモデルXについては、富裕層のなかでの口コミが主体で販売が支えられてきた印象があるが、モデル3では、メーカー・ディーラーサイドが日本市場を強く意識したマーケティング戦略を進めることが必要だと感じる。

 

テスラ・モデル3を日本で見かけない理由

日本は、日産「リーフ」と三菱「i-MiEV」が2010年から世界に先駆けて発売され、充電インフラを含めてEVが走りやすい環境が徐々に整ってきた。だが、アメリカや中国などのように行政がEV販売台数を義務化するような政策をしていない。EVはあくまでも、ユーザーの購買意欲に頼った商品だ。

モデル3が近い将来、ホンダ「e」やマツダ「MX-30」などと共に、日本の街中で数多く出会える日がくることを期待したい。

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いままで何回も申し上げてきましたが、EV車は決して「環境に良いクルマ」ではありません。
何故なら充電する電源は「家庭用」電源だからです。すなわち:
現在の家庭用電力は「火力発電所」で作られています。大量のCO2とNoxをまきちらして・・・。

 

コメント

  1. ピンバック: テスラの闇 | ペダル踏み間違い事故防止

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