山師イーロンマスク テスラCEO

06 2月 2018

テスラのCEO(チーフ・エグゼクティブ・オフィサー :要するに社長)であるイーロンマスク氏は、山師です。

折角苦労して立ち上げたテスラを半ばほっぽりだして、宇宙開発(スペースX:有人火星探査)だのハイパーループ(真空トンネルの中をリニアモーターカーが走る計画)だのに金を投資しまくっています。

100歩譲ってそれはいい。

テスラの現行売れ筋は「モデルS」です。しかし、高い。1500万円です。それでテスラは「モデル3」という廉価版セダンを造りました。約3万5千ドルといわれています。コギャルモデルSみたいでめっちゃかっちょいいです。そしてその予約金が約15万円です。全世界から(日本を含む)約40万台の予約を貰って月産千五百台から二千台生産体制を整えて二千十七年九月から納入することになっていました。

真っ赤な嘘でした。

テスラが如何にエンジンのない電気自動車を造るといっても、あのトヨタが40以上の工場でプリウスを月産1500台造るのが精いっぱい。ひとつしか工場を持たないテスラができるはずありません。つまり、三百代言です。

いい加減なことをいってその場しのぎをしているだけのように見えます。だいたい真面目じゃないですよ。お客さんに嘘をいってかき集めた金を他の事業に使っているのですから。

そんななかニュースです。どこかの雑誌の翻訳と思いますが、以下:

(2017.11.04 SAT 16:00)3か月前の記事ですいません。

テスラ「モデル3」の生産遅延にも、イーロン・マスクはどこ吹く風──顧客や株主の忍耐力はどこまで続くか

2017年第3四半期のモデル3の納車台数は、わずか222台(! しかもテスラの従業員向け)だった。予定よりはるかに少なく、同社初の普及版となる小型セダンを購入するために1,000ドルの予約金を払った顧客40万人のウェイティングリストを、わずかに短くしたに過ぎない。

イーロン・マスク氏は年内にはモデル3の生産ラインが順調に稼働し、週に5000台(大野註:ほんとかよー?)を生産できると話していた。ところが、2017年11月1日に行われた第3四半期の決算発表では、この目標は2018年3月(2018年3月に急に5000台用意できるとでも?)に引き伸ばされた。マスク氏は投資家たちに向かい、「大局的に見れば比較的小さな変更に過ぎない」と、疲れてはいるが楽観的な調子で話している。

だが問題は、顧客と株主が納得するか、そして彼らの信頼がいつまで続くかだ。

この惨めな数字の原因は、モデル3のバッテリーを製造するネヴァダ州ストーリー郡のギガファクトリーにある。マスクによると、電池セルをモジュールに組み立てる外部のサプライヤーがへまをやらかし、テスラが自社でこの工程をやらざるを得なくなったからだ。「全てのソフトウェアをゼロから書き、機械部分や電気系統もやり直す必要があった。ギガファクトリーで何日も夜遅くまでやっていたことはこれなんだ」と、マスク氏は言う。(大野註:嘘ですね)

マスクの計画表は現在、こんな感じになっているはずだ。

  • モデル3の生産で問題になっていることを見つけて修正する(?)
  • モデル3の納品に向けて新しい生産ラインを用意する(?)
  • 大手自動車メーカーとテック企業を負かして、完全な自律走行車の生産というレースに勝利する(?)
  • 年内に完全な自律走行のデモンストレーションをやってみせる(大野註:やってません)
  • 自社の蓄電池や太陽光パネルでプエルトリコの電力インフラを再建する(?)
  • 中国で自動車生産を始める(?)
  • 18輪の大型EVトラックを見せびらかす(大野註:これはやりました)
  • 建材一体型の太陽電池「ソーラールーフタイル」を本格展開する(?)
  • 労働組合結成の動きをつぶす(?)
  • 不当解雇や違法解雇を理由に起こされている訴訟から会社を守る(?)
  • ああ、そうだ。現金を確保するために「モデルS」と「モデルX」をつくり続ける(?)

※(?)は確認できていないことを示す。

しかも、テスラだけでこれだ。次のページには、軍事衛星の契約をめぐる訴訟を抱えるスペースX関連でも、同じようなリストができるだろう。

そして余白には、次世代交通システム「ハイパーループ」計画のためにボーリングカンパニーが掘っているトンネルについて書き込みをする。さらに人間の脳とコンピューターを小型の埋め込み電極でつなぐことを目指すニューラルリンクもあるが、これは夜と週末のお楽しみといったところだ。

<わたしが真面目じゃないというのは、このことです!!>

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

400,000人 $1,000=400,000,000(4億ドル)ですよね。400,000,000  × ¥110(2018年2月現在の為替レート)=44,000,000,000円 440億円。これだけの金があったら工場のひとつやふたつすぐに建設できるでしょうに。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

動画出典:Youtube テスラ(ドローンにて撮影 日付不明)これね。数えてみてもわかりますが、数百台ですよ、ここにあるのは。40万台どうやってつくるのでしょうか?

 

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL