ベトナム初の国産車

15 10月 2017

ベトナムで国産車を生産するという動きがあるようです。なんて素晴らしいことじゃありませんか! 平成生まれの方はご存じないかもしれませんが、ベトナムといえば思い出すのがベトナム戦争です。そしてベトナムはあの大国アメリカに勝利しました。そしてベトコンの洞窟戦略は、大東亜戦争の大日本帝国陸軍兵士が終戦後帰国せずにベトナムに残り、ベトナム人に教えたものです。

ベトナム人は根性があります。決してくじけない! 支那の海洋進出などの横暴に対し、支那漁船を撃沈するなど断固とした態度を示しています。

思えば信長の時代(戦国時代)にベトナムに日本人町があったのですよ。日本人が支那人華僑と全く違うのは、現地のひとと結婚して、日本人の血を残しながら次第に現地化していくことです。有名なのはタイ アユタヤの山田長政による日本人町ですね。

日本の企業と提携してやっていくのかと思いましたが、ドイツのシーメンスと提携するようです。詳細は以下日経新聞記事抜粋からどうぞ:

ベトナム初の国産車づくりへ体制固め ビングループ (不動産業)
シーメンスと提携(2017/9/11配信)

ベトナム初の国産車づくりをめざして自動車製造に参入した同国不動産最大手、ビングループが独シーメンスと提携しました。独ボッシュのベトナム法人の幹部も採用しました。同社にとって初の製造業参入に不安も伴うなか、技術、人材を集積し、体制づくりを急いでいます。(大野意見:要するにヘッドハンティングをして形を整えたということです。その意味ではアメリカの電気自動車メーカーのテスラと同じですね。ただ、国産といっても様々な部品の寄せ集め的な感じにはなるでしょう)

ベトナムの自動車市場は伸び盛り(トヨタ自動車の現地工場)

ベトナムの自動車市場は伸び盛り(トヨタ自動車のベトナム工場)

ビングループは7日、シーメンスと技術提携の覚書を結びました。主に生産設備の設計について技術供与を受けるとみられます。ビンのズオン・ティ・マイ・ホア最高経営責任者(CEO)は「ビンが自動車に参入したこのタイミングでのシーメンスとの提携は非常に大きな意味がある」と話しました。

ビンは北部ハイフォンの経済特区に335ヘクタールの土地を確保しており、車体、エンジン組み立て、塗装などフルラインの自動車製造工場を作るとしているます。「未経験のビンに大がかりな工場が作れるわけがない」(日系自動車メーカー幹部 大野意見:そうかなー?なにかやっかみ半分、自分のパイを取られるのではないかとのひがみが入っているようにみえます)との声も多いが、シーメンスのノウハウを活用するようです。

 

ビンが自動車製造に参入するにあたり、最大の課題は部品供給網。同社は現地調達率60%をめざすとしています。だが、東南アジア諸国連合(ASEAN)経済共同体の合意に基づき、2018年から自動車部品の関税が安くなることもあり、輸入に頼る可能性もあります。(大野意見:エンジンなどをつくる能力がないと思いますので、主要部品は全て輸入せざるを得ないと思います。しかし、こうした動きは、民族の自立という意味からも温かい目で見守る必要があると思います)

ビンは2018年後半に「ビンファースト」第1弾の製品として電動バイクを作り、2019年後半から7人乗り多目的スポーツ車(SUV)、5人乗りセダンなどを年間10万~20万台ペースで生産するとしています。

トヨタ自動車などはタイだけに生産を集中するのではなく、一部は他の国に生産を移管し、東南アジア全体で分散する体制を構築しており、ベトナムでも自動車を生産しています。ベトナムで自動車産業を育成するのは難しいが、ビンが成功する道もあるかもしれません。(日本経済新聞 ハノイ支局=富山篤)

 

画像出典:Wikipedia 日本経済新聞

 

コメントする

お名前・メールアドレス・コメントは必須です。
メールアドレスは公開されません。

トラックバックURL