バニラエアの車いす男性搭乗拒否について

28 6月 2017

酷い事件が起こりました。現代のマニュアル至上主義の弊害です。以下産経新聞WEB版からの記事です。

車いすの男性、腕でタラップはい上がる…バニラ・エア搭乗時「歩けない人は乗れない」と言われ 奄美空港

鹿児島県奄美大島の奄美空港で2017年6月5日、格安航空会社(LCC)のバニラ・エアを利用した車いすの障害者の男性が階段式タラップを1段ずつ、腕を使ってはって上っていたことが2017年6月28日明らかになりました。奄美空港に着いた際は、一緒に行った友人が、男性が乗った車いすごと持ち上げてタラップを下りました。往復航空券であったため復路で搭乗する際、同様に車いすを担ごうとすると、同社が業務委託している空港職員が制止。「(往路で)担いで下りたのは会社の規定に違反している」と指摘し、「同行者が手伝い、自力で昇降できるならいい」と話したという。車いすを降り、17段のタラップをはって上ろうとしたところ、職員は再び制止したが、男性は最終的に自力で搭乗した。

バニラエアはエアバスA320を使う全日空系の格安航空会社でつい先日、香港便の乗客を成田(新東京国際空港)で入管を通さずに入国させてしまった航空会社です。往路では一緒に行った友人が車いすごと担いで乗せましたが、JRなどで車いすの乗客を見ていると駅職員が何から何までやっています。エライ違いではないですか?このバニラエア委託職員は、「同行者が手伝い、自力で昇降できるならいい」と自分で言っておきながら何故途中で制止するのでしょうか?また関西国際空港では、どのように降機したのでしょうか?

また、航空事故のときこの車いす男性の機外脱出補助はどの客室乗務員が責任を持つのでしょうか?

この記事の続報です。

この男性は、国土交通省に対して車いす男性は『歩けないことを理由に搭乗拒否は差別』と訴えたところ、バニラエアでは謝罪を行い、奄美空港には車いす用階段型昇降機を2917年6月29日から備えるとのことでした。

画像出典:Wikipedia バニラエア(A320)と航空路

画像出典:Wikipedia バニラエアの職員はこれを黙ってみていたのですか?そうだとすれば、あなたは日本人ではないですね!許せん!

画像出典:Wikipedia

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