ゴーンの中東裏資金工作

18 2月 2019

カルロス ゴーン ビシャナ容疑者が投機に失敗し、その穴埋めに自身出身地(レバノン)の中東を使った裏資金工作が明らかになってきました。同時に新しい弁護人を選出したようです。無駄な足掻き(あがき)ですね。

お馴染み 『産経新聞WEB版』から:

ゴーンの中東裏資金工作

日産自動車前会長、カルロス・ゴーン被告(64)が、オマーンの友人から約30億円を借り入れた直後、私的投資で生じた多額の評価損に伴う追加担保約22億円を取引銀行に差し入れていたことが17日、関係者への取材で分かった。その後、日産側から友人側に約35億円が送金されていた。最初の逮捕から19日で3カ月。東京地検特捜部はゴーン被告が巨額損失を機に中東の友人らを絡めた資金工作を図った疑いがあるとみて捜査を続けている。

絡めた資金工作を図った疑いがあるとみて捜査を続けている。

「無罪請負人」

「無実を証明するだけでなく、不当な勾留につながった状況を明らかにするためのプロセスが始まった」。ロイター通信によると、ゴーン被告は、これまで弁護人を務めた元東京地検特捜部長の大鶴基成弁護士に代わり、「無罪請負人」の異名を取る弘中惇一郎弁護士を新たに選任した理由を13日にこう表明した。

ゴーン被告は平成20年10月、新生銀行と契約していた通貨デリバティブ取引で生じた約18億5千万円の評価損を日産に付け替えたほか、信用保証に協力したサウジアラビアの友人、ハリド・ジュファリ氏側に21年6月~24年3月、日産子会社「中東日産」(アラブ首長国連邦、UAE)から計1470万ドル(約12億8400万円)を入金させたとして会社法違反(特別背任)罪で起訴された。

特捜部が、捜査を継続させている最大の理由は、評価損の付け替えやジュファリ氏側への資金提供といった不正が、巨額損失を契機としてゴーン被告が行った資金工作の一部に過ぎないとみているからだ。

ジュファリ氏側への送金は当時最高経営責任者(CEO)だったゴーン被告が直轄する「CEOリザーブ」という予備費から支出された。CEOリザーブからは24年以降、売り上げに応じたインセンティブ(報奨金)としてオマーン(約35億円)、レバノン(約17億円)、UAE・ドバイ(約25億円)、カタール(約3億円)の販売代理店にも送金されていた。

このうちオマーンとレバノンへの資金は報奨金に偽装された疑いがあり、特捜部が最も注目しているのが約35億円が流れた「オマーン・ルート」だ。

部が最も注目しているのが約35億円が流れた「オマーン・ルート」だ。

担保数十億円

関係者によると、ゴーン被告は私的投資で約18億5千万円の評価損が生じた際、新生銀行から追加担保を求められ、必要額は最終的に数十億円に上った。このうち約30億円分は21年2月にジュファリ氏が担保金を負担したが、不足した約22億円をゴーン被告自身が新生銀行に差し入れたという。ゴーン被告は直前の21年1月、オマーン代理店オーナーのスハイル・バハワン氏から私的に約30億円を借り入れていた。すでに返済されたという。

日産側からジュファリ氏側への送金は起訴内容では21年から始まったが、バハワン氏側への送金は24年からで、時期が借り入れの3年後と離れ、金額も一致しない。

だが特捜部はジュファリ氏側への送金開始直前にCEOリザーブが創設されたことや資金の動きなどから、ゴーン被告が巨額の追加担保を求められたためジュファリ氏とバハワン氏の資金を頼り、その返済や謝礼などに日産の資金を充てたとの見方を強めている。

ゴーン被告はCEOリザーブについて「(自身が)CEOを離任した後も日産から数億円が支出されている」などと、その正当性を主張している。

から数億円が支出されている」などと、その正当性を主張している。

全体像の解明

オマーン・ルートをめぐっては、代理店の幹部が代表を務める会社から、ゴーン被告の妻が代表を務める会社に多額の資金が流れ、この一部が大型クルーザー購入費(約16億円)に充てられた可能性があることが既に判明している。一方、レバノンの代理店側には、CEOリザーブとは別に、日産の通常の事業費から約33億円が不正に融資された疑いも浮上している。

特別背任罪は、第三者の利益を図る目的で会社資金を流用しただけでも成立するが、「いかに自身の利益につながったのか示すことが立証上重要」(検察OB弁護士)とされる。

特捜部は中東や欧米の各国に捜査共助を要請しているが、中東での共助の実績は乏しく、有力な証拠が得られるかは未知数だ。そこで日産側の協力を得て中東担当者や現地関係者らから証言を得たり、資料提供を求めたりしている。

当者や現地関係者らから証言を得たり、資料提供を求めたりしている。 ある検察関係者は「裁判所に確実に有罪認定してもらうためにはサウジアラビア・ルートだけでは不完全。オマーンを含めた複数の資金ルートを解明し、全体像を明らかにすることが不可欠」と指摘する。

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これがこの男の本性です。ニッサンが組合運動などで倒産寸前になったとき、こんな中東生まれのおフランスかぶれが入りこむようになるより、むしろ倒産したほうが良かった。危うく骨までしゃぶり尽くされるところでした。こんどのルノーCEOはおとなしくエアラインで来日してましたよ。

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