ペダル踏み間違い事故防止ブログ

テスラの使えないEVトラック

08 2月 2018

2018年2月6日の本BLOG(WEB LOGの略だそうです)でもちらっとお伝えしましたようにアメリカのローカル電気自動車製造会社のテスラがEVトラックのプロトタイプを発表しました。以下livedoorニュースより(Autoblog 日本版 ):

テスラ、EVトラック「セミ」の意外と安い価格を発表 一方で疑問の声もあり

 

テスラ、EVトラック「セミ」の意外と安い価格を発表 一方で疑問の声もあり

画像出典:【ギャラリー】Tesla Semi Truck12(livedoorニュースより)

テスラが発表したEVトレーラー「Semi(セミ)」は中央に運転席を配置し、エアロダイナミクスを意識したデザインでアメリカントラックのイメージを覆しつつ、スペック面でも予想を上回るものを提示しました。ただ、発表の場では価格は公表されず、だれもが「でも、お高いんでしょう」と勝手に納得していました。

ところがテスラはウェブサイト上で発表した価格で、またもや我々の予想を上回る(下回る?)、コンペティティブな数字を出しています。
テスラ セミの価格は、300マイル(約480km)レンジ版で15万ドル(約1,670万円)、500マイル(約800km)レンジ版が18万ドル(約2,000万円)。最高の性能に贅沢装備を追加した”ファウンダーシリーズ”は20万ドル(約2,225万円)となっています。

500マイルレンジ版で比較すれば、米国におけるディーゼルセミトレーラーの一般的な価格12万ドルにくらべた差額は6万ドル(約667万円)。しかし、イーロン・マスクの言葉を信じれば、テスラ セミはランニングコストがディーゼルよりも2割少なくなるため、100万マイル走行すれば25万ドルが節約できると考えられます。

さらにテスラ セミには自動緊急ブレーキ、車線維持、斜線逸脱警告を組み合わせた”Enhanced Autopilot(大野註:強化型オートパイロット)”機能が搭載されるほか、ジャックナイフ防止制御や死角を減らすためのセンサーおよびカメラもドライバーの負担を軽減します。

そして、EVならではの異次元の加速性能もこのトラックには備わっています。ただこれを使うのは、荷崩れや周囲の迷惑になる心配がない場合だけにとどめておくのが無難と言えるでしょう。山間の峠越えなどには有効に使えるかもしれません。

良いことばかりに思えるテスラ セミですが、トラックドライバーの経験を持つ米国版AutoblogエディターのJonathon Ramseyは、運転席を中央に配置すれば、取り回しの際に窓から頭を出して周囲確認ができず、死角用カメラやセンサーが本当にすべてをカバーできるのかにも疑問を呈しています。また回生ブレーキが効くにしても、もっとブレーキを重視する必要があると指摘しています。

一方で批評家たちは価格そのものにも疑問を呈しています。500マイルレンジ版が約1MWhのバッテリーを搭載すると予想されるのに対し、現在ある1MWhのバッテリーは40万ドルもするため、自前のバッテリー工場「ギガファクトリー」を抱えるテスラとはいえ、発売までには何らかのトリックが必要になるはずだとされています。

ただ、大口顧客候補たちはすでにトラックの価格が出る前から手を上げ始めています。真っ先に話題に出たのは米スーパー大手のウォルマートで15台、ついでカナダのスーパー大手Loblawも25台を試験的に導入すると伝えられました。

このテスラ セミとロードスターの発表は、ディーゼル/ガソリン車に対してEVが劣る部分を克服する時期が来たことを示したという意味でも大きな話題性を伴っています。ただ、テスラの屋台骨を支えるはずの普及車モデル3のほうは、今週になってようやく上客や関係者以外の一般予約枠に正式注文の案内が届き始めたばかり。モデル3予約者がまだ行列に並んでいるうちに、ロードスターに乗った金持ちがヒーハー!と走り去る、などということだけはないように祈りたいところです。

次はlivedoorニュースの別記事です(2017年11月18日 09時00分):

テスラが、EVトラック「Tesla Semi」を発表しました。高速道路走行で航続距離は約500マイル(約800km)、新しい充電システムMegachargerを使えば、30分の充電で400マイル(約640km)の走行が可能になるとのこと。その他運動性能としては0-60mph加速が、積荷なしの状態で5秒(!)、80000ポンド(約36トン)の積荷を積載した状態でも20秒としています。

自動運転機能としては専用のAutopilotを搭載、ハイウェイ走行を補助する非常ブレーキ、車線維持、斜線逸脱警告といった機能を備えます。

ドライバーが長時間過ごすことになるキャビンはルーフを高く取り、室内で立ち上がれるほど。さらに運転席は中央に位置するため、そこからの眺めはまさにコクピットといった雰囲気です。

テスラ車おなじみのタッチスクリーンももちろん搭載。ここにはナビゲーションのほかブラインドスポット用のモニター、データロガーなどが表示されます。サードパーティ製の配車管理ツールなどにも対応するとのこと。トレーラー特有のジャックナイフ現象を防止するシステムも採用しました。

駆動用として、各車輪にModel 3と共通のモーターを搭載。さらにModel 3からはドアハンドルなど多数のコンポーネントを流用して生産効率を高めました。また、テスラいわく強力な回生ブレーキによって「基本的にブレーキ寿命は存在しない」とのこと。さらにアクセルのレスポンスやハンドリング性能も非常に良いと自画自賛します。

EVの要ともいえるバッテリーまわりはしっかりとした補強を施したうえで、最適な重心となるよう配置し安全性能にも寄与したとしています。フル充電時の航続距離は500マイル、約640kmに達し、テスラは充電システムMegachargerを世界に配置することで「世界中どこでも走れるようになる」と説明しました。

ただ、以前から言われていた通り、キャビンの背後には寝台スペースが用意されていません。これはこのトラックが短距離輸送用であることを意味します。しかし、テスラいわく寝台スペースつきトラックヘッドも簡単に用意でき、その下にさらにバッテリーを追加搭載することも可能になるとしています。

航続距離500マイル(約826km)というのは、予想されていた200~300マイルのおよそ1.5倍。ただそれでもディーゼルトラックの燃料フルタンクで約900マイルという航続距離には遠くおよびません。とはいえ、EVトラックはエンジンやデフ/トランスミッション、排ガス処理システムがなく、メンテナンスやオーバーホールの手間が大幅に省略されるという利点もあります。そしてイーロン・マスクは発表の壇上で「このEVトラックは100万マイルを走行しても壊れない」「仮にモーターが2つ故障しても、残り2つのモーターで走行できる」と語りました。

このTesla Semiの出荷時期は2019年としばらく先であり、それまでに充電設備がどれだけ整備されるかという問題もあります。それでも運用コスト面では、テスラのEVトラックは従来のトラックに対抗し得るレベルにあるように思えます。

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なーんちゃって! マスクさんあなたは山師です。だからなにをいっても信用がねぇ。

日本の場合、保冷車であってもなくても、停止中エンジンかけっぱなしです。保冷車の場合はなおさら積み荷積載中はコンプレッサーを回すため、エンジンかけっぱなしです。EVトラックに真似できますか?? わたしはEVトラックは絶対に無理だと思います! また、EV車は充電するのに途方もない時間がかかります。5~6分くらいで満タンにできるディーゼル車には到底かないませんね。それに全然エコじゃないことは既報の通りです。だって一般電力から充電するんでしょ。火力発電所はCO₂、等排出物だしまくりー。

もちろん、停止中にいつも充電できれば話は別です。

でもなんでEVトラックなんでしょうね?

 

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