朗報! トヨタ、テスラの全株売却!

07 4月 2018

みなさん!朗報です! トヨタが所有していた電気自動車製造企業のテスラ株を全株売却しました。テスラというのは、米国カリフォルニア州パロアルト(シリコンバレー)に本社、工場を持つ電気自動車製造会社です。

Tesla Motors.svgTeslaMotors HQ PaloAlto.jpg

画像出典:Wikipedia

画像出典:Wikipedia 左:テスラモデルX 右:テスラモデルS 双方とも1000万円以上。

度々本ブログでも申し上げてきましたが、テスラが発売している電気自動車は、ちっとエコでもクリーンでもありません。その理由は:

1.家庭用電源から充電するので:火力発電所で発電された電気を使えば、クリーンでないのは明らかです。

2.火力発電所は通常都市部から離れたところに建設されています。問題は送電中、50%以上もロスされてしまいます。エコではないです。

テスラにはもう一つ問題があります。それは生産能力です。テスラは主力のモデルSの廉価版としてモデル3を発売しました。4万ドルくらいの値段で爆発的なバックオーダー、全世界で約37万台となりました。問題はテスラの生産能力です。全然だめです。2017年現在の年間生産量は約10万台です。ネックはリチウムイオン電池の生産能力にあり、ギガファクトリーといわれる工場をネバダに建設中ですが、どうかなー?

さらに悪いことに、GMがそろそろボルトという電気自動車をテスラモデル3より安い約3万ドルで発売する予定であり、テスラキラーといわれています。モデル3がなかなか納入されなければ、予約した相当数がこちらに流れるおそれもあります。テスラCEOのイーロンマスク氏は、オオカミ少年になりそうです。

さて、トヨタが所有するテスラ全株を売却したことが判りました:

(2017/6/3 10:27配信)

トヨタ、テスラ株すべて売却 EV協業見込めず

トヨタ自動車が米電気自動車(EV)メーカー、テスラの保有株をすべて売却していたことが3日、分かった。2010年に資本・業務提携してEVの共同開発を進めたが、15年以降は基幹部品の調達などの協力実績がなく、一部株式を売却していた。今後も協業が見込めないことから、提携を解消して残っていた1%超の株式を16年末までに手放したもようだ。

米電気自動車メーカー、テスラのショールーム(ニューヨーク)=ゲッティ共同

米電気自動車メーカー、テスラのショールーム(ニューヨーク)=ゲッティ共同

トヨタは10年にテスラに5千万ドル(約55億円)を出資し、約3%の株式を取得。その後、テスラの電池を搭載した多目的スポーツ車(SUV)をトヨタが発売した。

だが、14年にテスラが電池供給を打ち切ったため、トヨタは一部テスラ株を売却。16年3月時点で保有株式は約234万株になっていた。16年末の株価で計算すると、500億円規模の売却益が出たとみられる。

トヨタは次世代エコカーとして燃料電池車(FCV)に力を入れているが、EVでも独自に1人乗りの小型車「i―ROAD(アイロード)」を実験しているほか、16年12月にEVの開発組織を新設して量産化の準備を進めている。

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トヨタさん、あなたは正しい!

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