ロールスロイス(Rolls-Royce Limited)
ロールスロイス、いわずと知れた高級外車の代名詞、イギリスの誇りでした。今日のタイトルは、八代目ロールスロイス「ファントム」の話題です。
さて、ロールスロイスという会社の成り立ち、Wikipediaの記事から抜粋します。
1906年(カールベンツの3輪車は1888年)にイギリスで設立されました。自動車泰明期からイケイケ状態で1931年には、スポーツカーメーカーであったベントレーを買収しました。
しかし、1960年代になるとあまりにも伝統を重んじすぎて技術革新に乗り遅れ、また2次大戦当時から製造していた航空エンジン(大野註:ノースアメリカンP51Dムスタングのエンジン ロールスロイス・マリーンエンジンはあまりにも有名、 ムスタングは下記画像参照)、その後はジェットエンジンでアメリカメーカーに押しまくられて、P&W(プラット アンド ウイットニ―)とかGEとかです。「RB211」(日本にもあったANAのロッキードトライスターのEGです。ANAも部品の供給が悪いとかそもそも値段が高いとかあまり評判芳しくありませんでした)で大損失を被りました。そのため経営が悪化し1971年に倒産してイギリス政府によって国有化されました。
画像出典:Wikipedia ノースアメリカン ムスタング
画像出典:Wikipedia ロールスロイス マリーンエンジン
1973年、国有企業ロールスロイスの自動車部門(ベントレー含む)が航空機メーカーヴィッカース社に譲渡され、再度民営化されました。社名もこのときロールス・ロイス・モーターズ (Rolls-Royce Motors) と変更されました。しかし、業績振るわず、1988年になってフォルクスヴァーゲン社に売却されますが、その際、ロールスロイスというブランド名及びロゴ(スピリット オブ エクスタシーまたはフライングレディの使用権)などはBMWが買い取るなど取引に捩じれが生じていました。そして、VWとBMWの話し合いの結果、ロールスロイスの製造販売はBMW,ベントレーの製造販売はVWとなりました。
画像出典:Wikipedia 左:スピリット オブ エクスタシー(忘我)またはフライングレディと呼ばれるロールスロイスのマスコット 右:エレノア・ヴェラスコ・ソーントン =フライングレディのモデル(あんまり可愛くないけど)
※だから、イギリスの名車ミニ(BMW製造)と同じようにロールスロイスもまた、今やドイツ製なんですね。
そのロールスロイスのファントムという種類のクルマが八代目になるクルマを発表しました。
下の画像は初期のファントムです1930年~:
画像出典:Wikipedia
さてそのドイツ製八代目のファントムです:
- 全長×全幅×全高:5,762×2,018×1,646(mm)
前型から全長-77mm、全幅+29mm、全高+8mm - ホイールベース:3,552(mm)(前型+19mm)
200mm延長したロングホイールベースモデルを設定予定 - エンジン形式:V型12気筒 6.75L ツインターボエンジン
ピストン、クランクシャフト、補機類を新設計 - 最高出力:563ps/5,000rpm
- 最大トルク:91.8kgm/1,800rpm
- トランスミッション:8速AT
GPSシステムと組み合わせ、走行にあわせ最適に変速 - 0-100km/h加速:5.3秒
- 最高速度:250km/h
- 車重:2,625kg(前型+75kg。装備により増加、車体単体では軽量化)
- サスペンション:F ダブルウィッシュボーン、R マルチリンク
- ホイール:22インチ
- 48Vシステムで動作する、アクティブスタビライザー、4輪操舵システムを採用
※5200万円(2017年円換算)
画像出典:Wikipedia ロールスロイスモーターズ
画像出典:Wikipedia 豪華の一言ですね
動画出典:youtube
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