尿素水とは何か?

18 11月 2021

2021年韓国で不足し大問題化している尿素水とは何か? 調べてみました。 結論から言うとディーゼルエンジン車の排気ガスをきれいにするものでした。 そして走行すれば相応に減るので、補給しなければいけないようです。

Motor oil pouring.

画像出典:wikipedia

尿素SCRシステム説明図

なんでもこの尿素水(アドブルー)がなくなるとデーゼルエンジンは始動できなくなるようです。

カーオークション.jp

の記事から尿素水、ディーゼルエンジンのお話しを:

最新ディーゼルエンジンに不可欠な AdBlue(アドブルー)って何?

画像出典:wikipedia カーオークション

ディーゼルエンジンは本当に環境にやさしくないのか?

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(出展:TOYOTA)

そもそもディーゼルエンジンはとても効率に優れたエンジンで、同じ排気量ならガソリンエンジンよりも大きなトルクを発揮してくれます。

それでいて燃料の消費も少ないという特徴も持っています。さらにエンジンそのものがとても頑丈で、長期間、調距離の使用にも耐え、長持ちするということから、特にヨーロッパでは長年高く評価されてきたのです。

しかし、ディーゼルエンジンは、年々厳しくなる排気ガス規制に対応させるのが難しい、コストがかかる、ということから、徐々にニーズが減っていき、今では、そのシェアは縮小傾向にあります。

確かにディーゼルエンジン搭載車はガソリンエンジン搭載車に比べて構造が複雑な分価格がアップしてしまうのは仕方ありません。ではクリーンでないという点はどうでしょう?本当に環境にやさしくないエンジンなのでしょうか?実はそれは誤解なのです。最新のディーゼルエンジンの排気ガスは、実際にはガソリンエンジンと同等のクリーンさを持っているのです。

それなのに、そのことがあまり理解されていない。特に日本では、ディーゼルよりもハイブリッドなどの人気が高く、また過去にはニュースなどで、古いディーゼルエンジン特有の黒い排気ガスがセンセーショナルに取り上げられたこともあって、いまだにディーゼルエンジンに対して、クリーンではないというネガティブなイメージが持たれているのではないでしょうか。

ディーゼルエンジンの排気をクリーンにする尿素SCRシステム

ランクルプラドも装備していると前述した「尿素SCRシステム」ですが、この名前をはじめて聞いたという方もきっと多いのではないでしょうか。ガソリンエンジン搭載車やハイブリッドカーでは聞いたことのない装置です。では、どのようなものなのか簡単にいってしまうとディーゼルエンジンから排出される窒素酸化物(NOx)を浄化するというものです。トヨタの乗用ディーゼルエンジンの排気管の途中にはこれが装備されています。

その原理を説明すると、有害物質である窒素酸化物(NOx)をアンモニア(NH3)と化学反応させることで、窒素酸化物(NOx)を、大気に無害な窒素と水に分解し排出させるというものです。

窒素酸化物(NOx)は、高温でものが燃えるときに発生する窒素の酸化物の総称で、一酸化窒素(NO)や二酸化窒素(NO2)などです。特に二酸化窒素(NO2)は温室効果ガスの一つであり近年特に問題とされているもの。また、人体に対しても有害で呼吸器に好ましくない影響を与えるとされています。

この窒素酸化物は、ようするに窒素と酸素の化合物です。つまりシンプルに考えれば、ここから酸素を奪ってしまえば無害な窒素に変えることが可能ということになります。

では窒素酸化物(NOx)から酸素を奪い、窒素(N₂)と水(H2O)に分解するにはどうすればいいのか?そこで登場するのが「尿素SCRシステム」なのです。

尿素SCRシステムが使うのはアンモニア。アンモニアは窒素酸化物の中の酸素と結合する性質があり、窒素酸化物にアンモニアを吹きかけることで化学変化を起こり窒素(N2)と水(H2O)に還元することができます

ただ、アンモニアはそのままでは取り扱いが難しく、危険であり、また臭いなどもあります。そのためクルマにそのまま積むわけにはいきません。

そこで、高品位尿素水(Adblue/アドブルー)の形でクルマのタンクに貯蔵されているのです。この尿素水は、噴射されるとエンジンの配熱によって加水分解されアンモニアガスとなり、NOxが含まれた排気ガスを浄化してくれるというわけです。図にするとこのようになります。

ちなみに尿素は化粧品などにも含まれる無害な成分であり、クルマで使用されている高品位尿素水はアドブルー(Adblue)と呼ばれています。

尿素SCRシステムに補充するアドブルーは無色で無害の液体ですので扱いは難しくありません。最近はカー用品店などでも容易に手に入れることが可能です。

この度の韓国での尿素水不足は、いつも通りの「先の予測ゼロ」の行政体制にあるようです。

 

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