弁護士は「事故はぶつかった後続の車が原因だ」などと述べ、危険運転致死傷の罪について改めて無罪を主張しました。
これに対し、検察は冒頭陳述で「被告は事故の前に、パーキングエリアで駐車方法をめぐって非難されたことに憤慨し、4回にわたって妨害運転を行った。被害者は恐怖を覚えて車を止めて、事故は起きていて、妨害運転と事故には因果関係がある」と主張しました。
一方、弁護士は「被害者の車が先に減速 停止していて、停止を余儀なくさせてはおらず、危険運転はしていない。また、事故を起こしたのは車間距離を十分にとっていなかった後続の大型トラックで被告は犯人ではない」などと述べました。(以上NHK WEB NEWSより)
画像出典:wikipedia NHK NEWS WEB
なるほど、そういうことだったんですね。思い出しました。
確かに、事故の直接原因は、後ろから来たトラックの追突です。しかし、夜の高速道路で追い越し車線にクルマを強制的に停車させるということは、重大な過失(予見可能性の観点から)ではないでしょうか?
石橋和歩被告の罪は、危険運転致傷罪です:
検察側は危険運転致死傷罪のほか、予備的訴因として監禁致死傷罪を挙げた。
同時に、上記の投稿でわかるように現場でトラックが追突するまで、40数台のクルマが通り過ぎたそうです。とすれば、トラック運転者の安全運転義務違反は免れませんね。
動画出典:youtube
この裁判は確かに検察官の勇み足が過ぎるように思います。
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