水素エンジン車(トヨタ)-燃料電池車(FCV)ぢゃないよ-

07 12月 2024

 トヨタがやっているどえらいことについてお知らせします。我が国において石油がほとんど採れないのはご承知の通りです。年間使用量の8割以上を中東の石油に頼っています。国の基幹エネルギーを外国に頼るというのは非常に危ないことです。言わずもがな。かの日米戦争の引き金となったのもアメリカからの石油禁輸です。さて、そこで「水素」の出番です。水素は海水中に含まれるなど無尽蔵です。

 トヨタが燃料電池車ミライを世に出してこのことを教えてくれました。しかし、圧縮気体水素でしたし、水素ステーションの数(2024年現在全国で164か所 1回所もない県があります※)も問題であまり普及したとは言えません。でも素晴らしいことでした。

※グレイの県

燃料電池車は、燃料電池のなかで酸素と水素が化学変化を起こし電気を作り出すという、強いて分類すれば「電気自動車」の一種です。

しかし、「水素エンジン」車は違います。水素をエンジンのコンバッションチャンバー(燃焼室)の中で燃やして力を得ます。すごいです。つまり基本的に在来型のエンジンをそのまま使えるわけです。勿論ハイブリッドにもそのまま使えます。問題は燃料の形式です。液体か気体かです。これは航続距離に直接かかわってくる問題となります。

トヨタは液体水素燃料を狙っています。現在2024年8月時点でレースに積極的に参加して技術を磨いています:

動画出典:YouTube トヨタ自動車工業

液体水素燃料のカギは「マイナス253度」です。なんでも液体水素タンクの構造は「魔法瓶」と同じで中空部分は真空(熱を通さない)だそうです。

みなさん期待しましょう。

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