ニッサンとホンダの経営統合話がご破算になりました:企業同士のこのような経営統合では通常、株価が上のほうが(ホンダ株価はニッサンの約5倍)主導権を握るのが普通だそう。しかし、ニッサンの態度は違った。会議では常に「対等」にこだわったそうです。そのためホンダがニッサンの完全子会社化を提案すると、ニッサンはすぐ経営統合を破談としたのです。ニッサンはまた、ニッサン自動車の一番の問題点であるリストラができない状態だったといいます。逆に言えばカルロス・ゴーン(裁判前にプライベートジェットで楽器ケースに隠れレバノンに逃亡)お得意の首切り(ゴーンはコレが殊の外お得意だったそう)ができない企業風土があるようです。
思えばニッサンには「労働貴族」塩路一郎なる人がいて組合の「ストライキ」を盾にとって、役員人事までくちを出していました。そして毎晩銀座のクラブに入り浸り、組合の金を使ってクルーザーを買い東京湾に浮かべて、ホステスを侍(はべ)らせてあそんでいるところをフライデー(写真誌)の写真にすっぱ抜かれ、失脚しました。
ここからはワタシの意見です。勿論。
ニッサン(日本産業株式会社)には、労働組合が異常に力を持つという悪い癖があって、業績が悪くなっても従業員の首を切れないという伝統があるようです。
そしてそれが今回の経営統合話に悪い影響を与えてしまった…。つまり、ニッサンは業績が悪すぎてホンダに助けてもらうしかないところ、会議では「対等合併」を主張したらしいです。
画像出典:Wikipedia
で、ホンダはカチンときた。もともと経営統合話は、ニッサンを救うために経産省が考え出したものらしいです。それを内田社長がガタガタにしたようです。もともとリストラを約束しておきながら全く手がつかなかったようです。
ワタシの考えでは、ホンダと完全子会社での経営統合すれば、現経営陣はすべて首です。現経営陣はなんとしてもそれを避けたかった。それで、ニッサン買収に興味を示している台湾半導体製造企業ホンハイに身売りすれば、自動車には素人なので現経営陣を残すだろうと考えたのだと思います。
従業員なんかどうでもいいという身勝手な経営者達です。
そして今、新しい情報が…。:
動画出典:YouTube おはよう寺ちゃん(文化放送)
どうなるかわからないけど?
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