典型的なペダル踏み間違い事故です。
動画出典:YouTube
名古屋 歩道に車 7人けが “アクセルいつも以上に踏み加速”
1日午後、名古屋市の中心部、栄で、車が歩道に乗り上げて歩行者をはね、子どもを含む7人がけがをしました。車の74歳のドライバーは、調べに対し「アクセルをいつも以上に踏んで加速してしまった」などと説明しているということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。
現場近くの防犯カメラに事故当時の状況が
現場近くの店舗に設置された防犯カメラにうつっていた事故当時の状況の映像です。
駐車場から出てきた白い車が、片側1車線の道路を横切って反対側の歩道に乗り上げたあと、建物を避けるように左に曲がって、歩道上を走っていきました。
その際、車は店舗の壁に車体をこすっていました。
映像には、近くにいた歩行者が驚く様子もうつっています。
防犯カメラを設置していた宝飾品店の副店長は「ドーンと音がして、外を見ると、人が血を流して倒れていて、びっくりしました。運転手は外から声をかけるまで、車から出てこず放心状態で、何が起こったか理解できていないようでした」と話していました。
ドライバー「アクセルをいつも以上に踏んで加速」
1日午後1時ごろ、名古屋市の中心部、栄で「車が暴走し、複数の人が倒れている」などと消防に通報がありました。
警察と消防によりますと、車が歩行者を巻き込んで、乳児を含む、男性2人、女性5人の、あわせて7人がけがをしました。
このうち60代くらいの女性1人が骨盤を折るなどの大けがをしたとみられるということです。
警察は岐阜県可児市の74歳のドライバーを過失運転傷害の疑いでその場で逮捕しましたが1日夜、釈放しました。今後、任意で捜査を続けることにしています。
現場は名古屋市中心部、栄のデパートなどが建ち並ぶ人通りの多い場所です。
これまでの調べで、車は商業施設の駐車場から地上に出たあと道路を横切り、反対側の歩道に乗り上げました。
さらに交差点まで走って歩行者を巻き込んだとみられるということです。
調べに対し「駐車場のスロープが上り坂で、アクセルをいつも以上に踏んで加速してしまった」などと説明しているということで、警察は当時の状況を詳しく調べています。

歩道では乗用車が歩道と車道を隔てるために設けられた車止めに乗り上げた状態で止まっていました。乗用車は前のバンパーが外れて大きく壊れていました。
通りかかった人が見守る中、消防や救急の車両が集まって隊員が活動していて、現場の周辺は騒然としていました。
現場近くにいた男性「車が交差点に突っ込んだ」
事故現場の近くにいた30代の男性は「地下の駐車場から車が出てきて、交差点に突っ込んだ。4、5人が倒れていた。運転手が車から降りてきて、動揺した様子だった」と話していました。
現場目撃したという男性「緊迫した様子だった」
事故の直後に現場を目撃したという30代の男性は「けが人が3、4人いて、手当てを受けて救急車に乗るところを見ました。なかには小学生ぐらいの女の子もいました。規制線が張られた直後で歩道の人が集まっていて、緊迫した様子でした。自分も車を運転するので、気をつけなければいけないと思いました」と話していました。
気をつければ防げる事故ではありません。
トラックバックURL