7月12日のトピックス「テスラ死亡事故詳細」でも報じたように現在の自動装置はAI(人工知能)を搭載しておらずセンサーの誤作動や誤認識に対処できない。テスラS3死亡事故では、白いトレーラーのボデイに強烈な逆光が反射してカメラが障害物として認識できなかった恐れがある。このためドライバーは、手動でブレーキをかけるなりハンドル操作をする必要があった。自動ブレーキはドライバー(オペレーター)が何らかの操縦操作を行った場合、オーバーライドされるようになっていなければならない。それではオペレーターが誤ってアクセルを踏んでも当然自動装置は解除され、車体は逆に加速するようになる。従って自動ブレーキが有効なのはドライバーが居眠りをしているなどの状態でしかもセンサーに誤作動・誤認識がないという条件でしか作動しないことになる。
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