栃木・自治医大突入:運転の85歳男性「責任全て自分に」・・・

12 2月 2017

以下2017年2月10日の毎日新聞の記事から(原文のママ):

栃木県下野市の自治医科大付属病院で昨年11月、車が突っ込み巻き添えの3人が死傷した事故から、10日で3カ月となった。車を運転していた茨城県古河市の男性(85)は事故後、罪の意識にさいなまれ続けている。「被害者に直接謝罪できていないから」と取材には否定的だったが、高齢ドライバーによる事故が全国で問題化する中、事故の当事者として現在の胸の内を率直に語ってもらった。【萩原桂菜記者】

「自分が一番悪い。責任は全て自分にある」。取材中、幾度となくつぶやいた。事故で体が不自由になり、歩くこともままならない。遺族や被害者に直接謝罪できていないことが、最も心苦しいという。「いち早く、謝罪すべきだが……」と分かっているのに、体が十分に動かない。

事故当日は、持病の心臓病治療のために半年に1回の通院の日だった。「自分さえ行かなければ、事故はなかった。もう二度と車には乗らない」。事故の後、命を絶って罪を償おうと、何度も考えたという。

免許を取得して、約60年間、無事故無違反だった。トラック運転手の経験があり、運転技術には自信があった。事故当時、運転していた車は約10年前に購入。年3回の点検を欠かさず、車両も入念に整備していた。

7年前に妻と死別後は、1人暮らし。事故で脊髄(せきずい)を損傷し、足が不自由になり、家の中でもつえをつく。県外に住む長男が数週間に1度、身の回りの手伝いに訪れるという。しかし、普段は近くのコンビニまで歩いて買い物に行き、カップ麺などインスタント食品を買い込む。徒歩数分の距離でも、持病の心臓病と不自由な足が影響し、途中で何回も休憩をはさむという。

買い物と古河市内の病院に週1回タクシーで通院する以外は、ほとんど外出しない。家でラジオを聞きながら1日を過ごしている。以前は園芸が趣味だったが、自宅の庭は手が行き届かず、植木鉢などが散乱していた。

事故で一変した生活。悔やんでも悔やみきれない。治療を重ね、もう少し歩けるようになれば、被害者に直接会って心の底から謝りたいという。

みなさん、こんな悲しい話があるでしょうか? この85歳のおじいさんは、『ペダル踏み間違いによる事故』を起こしたのです。ここでも何回も申し上げているように『ペダル踏み間違い事故』は、現行車両のペダル構造、詳しくは『ペダル踏み換え』をしなければならない構造によって発生するため運転者の責任ではありません。現実には、運転者が過失運転致死傷罪によって刑事罰が科せられ、交通刑務所に収監されます。メーカーはそれをいいことに口を拭っています。このおじいさんは、自分がすべて悪いのだからと、自分を責めています。このおじいさんに本当のことを教えてあげたい。

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画像出典:Wikipedia

 

 

 

 

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