ペダル踏み間違い事故における運転者の「過失」の度合い

08 8月 2016

 

今日は踏み間違い事故の踏み間違えた後についてを、議論を進めたいと思います。既報のようにこの事故の96%は、走行中特に緊急性のない場面で発生しています。典型的な例はコンビニエンスストアの平面駐車場に駐車しようとして店舗に突っ込むというものです。この事故を3つのステージに別けて何回もお話ししていますが、今日は第3ステージに焦点をあてて「過失」問題と併せて考えたいと思います。

車体の突然の急加速によって過大なストレスを受け、脳が機能不全を起こすと、直前に行った行為、すなわちペダルを踏むという行為を継続してしまう生理的反射があります。この人間の「生理的反射」は「過失」になるのでしょうか?わたしはまさしく不可抗力だと思います。人間が抗えない力です。

わが国で踏み間違い事故を起こして人の死傷が発生すると、間違いなく自動車運転過失致死傷で現行犯逮捕です。刑事事件犯です。

とすると、踏み間違い事故での「過失」は予見可能性があったのでしょうか?踏み間違いについて予見可能性があるなら、またこの事故が全ての運転者に起こる可能性があるなら、クルマの運転は誰もできないことになります。

みなさんどう思われますか??

 

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