単刀直入に『ペダル踏み換え』について考えてみましょう。ここでは機械側ではなく、人間側から考えた考察です。
『ペダル踏み換え』とは、アクセルペダルを踏んでいた右足をブレーキペダルに踏み換える作業です。具体的には:
1.膝を曲げて肢全体を上げアクセルペダルから脚を離す。
2.肢全体を左に移動させる。
3.膝を伸ばして肢全体を下げブレーキペダルを踏む。
という作業になります。
この簡単極まりない作業は、若い時は簡単でも年齢を重ね高齢になるとなかなか大変な作業になります。高齢者がほんの数センチの段差に躓いて転ぶのも自分では足を上げたつもりが実際は上がっていないので躓いてしまうのです。
OT式左足ブレーキシステムというものがあります。全く新しい考え方による運転システムです。この運転システムは、遊園地のゴーカートと同じ操作でクルマを運転することができます。つまり、アクセルは右足で操作し、ブレーキは左足で操作します。
OT式左足ブレーキシステムの主な特徴は、なんといっても『踏み換え』がないので:
1.踏み換えによる空走距離がなくなること
2.高齢者にも運転操作が優しいこと(足の上げ下げがない)
3.頻繁に踏み換えを行う必要がある駐車等が極めて楽にできる
4.アクセルとブレーキを同時に操作できる
5.急な登坂発進など簡単にできる
また、なにかあったらこれらに追加してUPしていこうと思います。
画像出典:大野一郎
画像出典:Wikipedia
2017年2月現在、現行のアクセル・ブレーキ配置のままで左足ブレーキを操作する人が結構たくさんいますが、上図下段をみれば体幹が右寄りとなってしまいます。このため、シートベルトが正しく体にあわないので衝突時には危険です。また、体幹が右寄りになっていると衝突時にステアリングにセットされているエアバッグに頭がズレてしまうことがあります。
現行ペダル配置での左足ブレーキは推奨できません。
下の動画はわたしとは違う方法の左足ブレーキングシステムです。
動画出典:youtube
次の画像は市販されている左足ブレーキキットです。装着するベース車両はトヨタ86です。
発売元はSECというカー用品会社です。レーシングカー用品です。
http://secnx1.web.fc2.com/car/c_q/car.html
画像出典:SEC
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