暴論かもしれませんが、クルマの「カッコよさ」=「スピードの出ること」のような気がしてなりません。なんでひとはスピードを出したがるのでしょうか?
これはある種の悪の循環があります。それは、人々が格好の良いクルマ=スピードの出るクルマを求めるために=売れるクルマ、 メーカーがこぞってそういうクルマを造って売ろうとするからです。
一方、東池袋ペダル踏み間違い事故飯塚幸三被告のようなケースでは、88歳の同被告に対して厳罰を求める署名が38万筆も集まったそうです。横断歩道を自転車で渡っていた30歳の母親と3歳の娘を殺傷したことに世間が怒っているのです。
わたしは敢えて、この飯塚被告を弁護する訳ではないけれど、事故の真犯人は、メーカーであると思っています。知っていながらるコールを怖れてこのようなクルマを造り続けるメーカーにこそその責任があると思っています。
クルマは包丁と同じく使い方を誤れば「凶器」となります。メーカーは、スピードの出るクルマを造るより、より短い距離で止れるクルマを造れよ。
例えば、戦車みたいに駆動輪を無限軌道にしたらどうなのよ。これだったらスピードは出ないし、悪路は走れるし、すぐ止れるよっ。摩耗した場合の交換に莫大な費用がかかるかもしれないけど。
無限軌道(むげんきどう)とは、起動輪、転輪、遊動輪(誘導輪)を囲むように一帯に接続された履板(りはん・りばん)・シュー (Shoe) の環であり、起動輪でそれを動かすことによって不整地での車両の移動を可能にするもので、この種の車両を装軌車両 (Tracked Vehicle) と呼び、対して通常のタイヤ車輪を備えた車両を装輪車両 (Wheeled Vehicle, Car etc) と呼ぶ。(以上wikipediaより)
画像出典:Wikipedia
で、スピードの出るクルマでサーキットのようなところを走るのは一向に構わないけど、サーキットで発生する事故は、一般道や高速道路でも必ず発生するよ:
動画出典:youtube
カリフォルニア州パロスバーデスで発生したタイガーウッズ選手の事故でも解るように、100km/h以上で事故ったら、あのようになるし、運が悪ければ死ぬこともあります。大腿骨と足首の骨を折った同選手は、自動車事故で選手生命を絶たれるかもしれません。
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