東池袋踏み間違い事故 飯塚被告の裁判に思う

09 5月 2021

飯塚被告による裁判証言が明らかになってきました・・・。

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交通事故で人員の死傷が発生すると、それは刑事事件となります。交通事故なので事件は運転者の過失の有無がどうだったかということになります。

過失責任とはなんでしょうか? 人は古来から「間違い(mistake)」を起こす動物です。その「過失」を裁判で裁くという・・・。

過失を裁くとはいったい何を裁くのか??

それは過失の『「予見性」の有無』を裁くということです。要するに、その過失を起こすことを予見してそれを「予防」できなかったかと・・・。過失の罪を裁くとは、その予防を怠ったことが裁かれるのです・・・。

このことを「ペダル踏み間違い事故」にあてはめてみましょう。

ペダル踏み間違いは明らかに運転所の過失です:なにしろブレーキペダルを踏むところで、誤ってアクセルペダルを踏んだわけですからーーー明らかに間違いですーーー過失。

それで問題は:「ペダル踏み間違いをしてしまうことが予見できたのか?」ということです。

年間6~7千件に上る、司法機関に報告されたペダル踏み間違いによる交通事故を予見することが飯塚被告にできたのか?:

飯塚被告は、クルマが勝手に暴走したと裁判で主張しました:

動画出典:youtube

要するに、飯塚被告は踏み間違い事故が自分の身に起こるとは露とも思わなかったーーー、だからペダル踏み間違いを予見することはできなかった。予見することを怠ったから、事故が発生し、母子を死亡させ、そして他9人に負傷を負わせたということです。

裁判では予見できたのにそれを怠った、だから交通刑務所で1年6月拘禁するということとなるでしょう。

では、人間が「間違い=過失」を発生しやすい設計にしているメーカーの責任は無いのでしょうか?

確かにこのペダルレイアウトを欠陥としたら、世界中のクルマメーカーは大パニックです。リコールのしようがない。

・・・わたしのクルマには、踏み間違い防止装置が装着されています・・・・。

わたしは、「もしかすると踏み間違いをするかもしれないということ」を予見して、踏み間違いをしない装置をペダルに装着しています。

画像出典:大野一郎

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