ベンツの燃料電池車

28 7月 2021

最近(2021年7月)、ENEOSの水素充填ステーションで「最近ベンツが良く来るよ」ということを聞きます。ほぉ、どんな車なんだろ? と興味を惹かれました。

そこで早速調べてみました💦:

これは欲しい! 走りも環境性能も申し分ない、世界唯一の燃料電池PHEV車【メルセデス・べンツGLC F-CELL試乗】

水素を燃料にして発電する燃料電池車でありながら、外部電源からリチウムイオン電池に充電することもできる。そんな世界初の燃料電池プラグインハイブリッド車がメルセデス・ベンツGLC F-CELLだ。単なるエコカーではなく、驚くべき運動性能の持ち主である。

TEXT●安藤眞(ANDO Makoto) PHOTO●MotorFan.jp

水素は約3分で充填可能。航続距離は燃料電池+リチウムイオン電池で約377km

メルセデス・ベンツGLシリーズの中で、もっとも豊富なラインナップを揃えるのがGLCクラス。現在日本では8バリエーションが選べるが、その中でもひときわ異彩を放っているのがGLC F-CELLだ。名称はFuel Cell、すなわち燃料電池車(FCV)であることに由来する。

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(大野註:377km??? 随分少ないな~ わたしの初代ミライは540kmくらい走ります。カタログ上は650kmです。約83%くらいですね。これをベンツに適用すると312km。いかにも少ない。二代目ミライは最高で850kmカタログデータ出しています。とすると、705km走りますね)

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しかしGLC F-CELLは、単なるFCVではなく、外部からも充電可能なプラグイン・ハイブリッド車(PHV)でもあるのが大きな特徴。燃料電池はクルマに積んだ水素と大気中の酸素を反応させながら発電するため、コンプレッサーで送り込む空気の量が増えないと電力も高まらず、応答性はあまり良くない。それを補うために、リチウムイオン電池など二次電池をバッファーとして使うのが一般的だ。

画像出典:Wikipedia WEBモーターファン

動画出典:youtube

しかも、電気モーターで走るという特性上、減速時には回生発電が行えるため、その受け皿となる二次電池を積まないのは効率面でも不合理。これらの理由から、FCVは二次電池も利用したハイブリッド方式とするのがセオリーなのだが、「ならば電池の容量を増やして外部充電も可能にし、充電した電力でも走れるPHVにすれば、水素ステーションが近くになくても使い勝手が良くなるのでは?」として考え出されたのが、世界初のFCPHVとなるGLC F-CELLだ。

水素タンクは後席下とフロアトンネルに搭載しており、容量は4.4kg(700気圧に圧縮)。FCVとしての航続距離は、欧州WLTPモードで336kmとのことで、日本での実力値もこのくらいになると思われる。充填にかかる時間は約3分と、液体燃料と変わらない。

二次電池はリチウムイオンバッテリーを13.5kWh搭載しており、EVとしての航続距離は41km(欧州WLTPモード)。充電は200Vの普通充電にのみ対応しており、急速充電器は使えない。充電時間は未公表だが、電池容量13.8kWhの三菱製PHEVが3kW充電器で約4.5時間(6kW充電器なら約半分)なので、同程度ではないかと思われる。

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言っちゃ悪いけど、EV車としての性能もFCVとしての性能も中途半端でダメだね~

しかも、電気モーターで走るという特性上、減速時には回生発電が行えるため、その受け皿となる二次電池を積まないのは効率面でも不合理。これらの理由から、FCVは二次電池も利用したハイブリッド方式とするのがセオリーなのだが、「ならば電池の容量を増やして外部充電も可能にし、充電した電力でも走れるPHVにすれば、水素ステーションが近くになくても使い勝手が良くなるのでは?」

違うね。充電した電力でも走れるPHVにすれば?? ちゃうちゃう。水素切れになっても約40kmバッテリーで走れる。その範囲内なら水素ステーションにたどり着けるが正解です。

充填圧力も70mPaというのはあまりに低いです。日本は今後100mPaになっていくと思われます。ただし、ENEOS充填ステーションでは、ミライと同じ82mPaで充填しているはずなのですが、この点、こんどミライに充填をするときに聞いてみますね。

 

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