自動ブレーキのはじまり

04 1月 2022

なんで自動ブレーキなんてできたんでしょう?

VOLVOの自動ブレーキ装備がそもそもの発端といわれています。現在のところ、自動ブレーキは、突然の飛び出しや追突防止に役に立つといわれていますが、、、。

画像出典:VOLVO

City Safety(衝突回避・被害軽減ブレーキシステム)

ミリ波レーダーとカメラを使用し、他の車両や歩行者、サイクリスト、大型動物と衝突の危険がある場合、警告やブレーキを作動させ、衝突の回避または被害軽減を支援します。また、交差点右折時の対向車の動きを監視し、必要に応じてブレーキを作動させるインターセクションサポート(右折時対向車検知機能)や、対向車線から進入してきた車両との衝突被害を軽減する対向車対応機能も備わっています。

歩行者・サイクリスト・大型動物検知機能 (夜間含む)

昼間だけでなく薄暗い環境下でも自車前方の歩行者やサイクリストを識別し、衝突の危険が生じた際にはドライバーへ警告。適切な回避操作が行われなければ被害軽減ブレーキを作動させます。大型動物検知機能は、前方のヘラジカやトナカイ、馬などの大型動物を検知し、衝突の危険を察知した際にはドライバーへ警告を行い、必要に応じ被害軽減ブレーキを作動させます。

ミリ波レーダーは大粒の雨や降雪時にはレーダー波が乱反射し、使用できなくなります。カメラは、人間の目と同じ機能なので、薄暮時や夜間の黒いクルマや黒い衣服の歩行者などを認識できません。また、白一色の壁や、岸壁などの状況を認識することはできません。

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そもそも自動ブレーキを含む自動装置とは、どんなものでもオペレーター(人間)のタスク(仕事・任務)を減少させるという目的があります。

ところが、自動装置というのは機械です。それゆえ、どうしても誤作動・不具合という問題がつきまといます。 また、様々な使用上の制約があります。

例えば、飛行機の自動着陸では、計器着陸装置ILSの条件に加え、風などによる制限があります(例えば横風で機首が制限以上風上に向くと、ILSローカライザーの電波を受信できなくなる)。自動車では、急発進抑制装置の作動条件が時速30km以下というものなどです。また、自動ブレーキは停止できる速度が30km/hとされていて、それ以上になると「衝突被害軽減ブレーキ」となります。

その上で、自動装置そのものの不具合・誤作動問題が生じてきます。そのために運転支援装置としてしか使用できません。

本来、AI(人工知能)が搭載されて始めて自動装置自身の不具合や誤作動・誤認識などを自分で診断し対処できるのですが、2022年現在、AIの役割を担っているのがオペレーターである人間です。

パイロット仲間の言い伝えでは、「自動装置は人間が簡単に操作できるときだけ作動し、暴風時など、自動装置にやって欲しいときほど作動できない」というものがあります。

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動画出典:youtube

結局、自動ブレーキや急発進抑制装置の事故防止効果は「限定的」だと考えられます。

 

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