ペダル踏み間違いは確かに「過失」です。それは間違いない。しかし、2020年に札幌市西区で発生したこの事故は、表題にもある通り約1分15秒間アクセルを踏み続けました。これ「過失」による事故ですか?
どういう事故かというと:
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ワタシはこの裁判官の判決おかしいと思います。この裁判官:札幌地方裁判所 加島一十(くにと)裁判長です。過失によってペダルの踏み間違いが起こった:むしろその過失が約1分15秒間継続するということが異常であり、「過失」ということで一括りにしていいのかと思います。
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そもそも「過失」とは何か? 過失を犯せば、本件のように実刑になります。刑事犯です。また、東池袋事故(飯塚幸三さん トヨタプリウス 松永さん母子死亡)も本件事故も間違いなく踏み間違い事故でありかつ長期間にわたってアクセルを踏み続け暴走に至っています。
それで刑法上の「過失」とは一体何ぞや?:
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・過失とは:不注意の結果、どんなことが起きるか予想できるにもかかわらず「注意を怠り」回避しないこと による罪(上記刑法総論より) となっています。では:
ペダル踏み間違い事故における 「不注意の回避」とはどういうことでしょうか?
そもそも「不注意」は回避できるのでしょうか?
人間である限り「不注意」は回避できないと思います。とすると、事故を回避するためにはどうしたらいいのでしょうか?
カンタンです。
「ブレーキとアクセルを間違えないようにする」か「間違えても暴走しないようにする」ことです。自動車メーカーが力を入れているのは後者のほうです。なぜなら、ペダル配置の「欠陥」に触れてほしくないからです。また、この取り組みには ちと 無理があります。つまり、機械ではカバーしきれないからです。例えば、機械は運転者が「誤ってアクセルを踏んだのか」あるいは「意図して踏んだのか」の判断ができません。それだけでアウトです。
一方:
踏み間違えないようにすることは極めて簡単です。ブレーキを踏むときは「二者択一」としないでブレーキだけしかない 状態にすればいいのです。
左足ブレーキはこれを可能にしています:
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