オートマチック車においてペダルを「踏み間違う」ことは明らかな「過失=操作間違い」です。議論の余地はありません。
で、問題は:間違ったら ほぼ 破滅的な結果になることです。
動画出典:YouTube
この動画でも「高齢者」と言っていますが、違います。若年層でも踏み間違い事故は頻発しています。つまり高齢者に限らず人間ならば、「踏み間違う」とさらにアクセルを踏み込んでしまう事例が多いのです。
ワタシの考えでは:これは踏み間違いではなく、「踏みかえ忘れ」によるオミッションエラー(人間工学でいう定義)であると思うのです。
で、「過失」によって引き起こされた人的損害には「刑事罰」をもって報いますが、それは、「間違いを犯したため」に受けるのではなく、「間違いが起こることが予測できたのに予防することを怠った罪=怠慢に対する罪」です。どういうことか?
つまり、法では「過失」を起こすのは人間である以上仕方がない。しかし、過失が起こることを知っていながらなぜそれを防止する方策を講じなかったか?という怠慢を責め、罰を貸しているわけです。ただし、このことで人的損害がなければ単なる物損事故で済んでしまいますが。
あ それで言っときますが、クルマ側では現在(2024年現在)運転者が故意にアクセルを踏んだのか過失によって踏んだのかについての判断をすることはできません。すなわち、メーカーオプションの「加速抑制装置」は様々な作動条件がついており、ものの役にはたちません。
怠慢に対する罪 です。ぢゃーあ どうすればいいんですか?
二つあります。
① 踏み間違っても暴走しないようにする装置をつける
これは埼玉川口の南さんが開発した「ストップブレーキ」があります。メーカーが出している「加速抑制装置」は実質上 効果はありません。
画像出典:ナンキ工業
② 踏み間違わない装置をつける
これは私が開発した「快適左足ブレーキ」とか「ナルセペダル」とかがあります。
快適左足ブレーキ装置は:文字通り左足でブレーキを操作し右足はアクセルだけです。つまり、ブレーキ操作が必要な時には「ブレーキ」だけしかありません。アクセルかブレーキかを選ぶ必要がありません。
画像出典:株式会社カイ 大野一郎
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