踏み間違い事故に対する罰則とは何でしょう? つまりどの部分が「非行」に問われるのでしょうか?
踏み間違い事故を起こして人的被害を発生させると「刑事」罰に問われます。勿論、刑事事件ですから刑務所にも収監されます。東池袋で踏み間違い事故を起こし、松永さん母子を死亡させた飯塚幸三さん(2024年現在)は93歳、2021年9月に禁固5年の実刑判決を受け収監中です。なお、刑事犯確定により瑞宝重光章(ずいほうじゅうこうしょう)も実刑確定と同時に剥さされました…。
蛇足ではありますが、加害者の飯塚さんは「計量」分野では世界的に有名な学者です。東京大学工学部博士であり、経済産業省工業技術院院長を務められました。いまでは「ただの高齢」受刑者です。足が不自由なのに刑務所では杖を持つことができず、トイレに手すりもありません。そしてトイレで転び頭に怪我を負いました。
画像出典:Wikipedia
ご家族を一瞬にして奪われた被害者の松永さんは勿論のこと、加害者の飯塚さんだって自分の過失とは言え、人生の晩節を刑務所で過ごすという、これ以上ないほどの悲劇となりました。
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で、考えました。刑法のこうした事故に対する刑罰は 「なに」 に対して 行われるのか?
最近はドライブレコーダーを装着する運転者が増えました…。その映像から:
動画出典:YouTube
この動画を見ても運転者は アクセルを踏み続けて 足を離すことができません。クルマは障害物にぶつかるまで加速し続けます。東池袋踏み間違い事故では、松永さん母子の自転車に衝突するとき時速約96km(トヨタプリウス イベントデータレコーダー解析値)だったことが判っています。
で、この事故に多する 刑事罰は 何に対して執行されるのか?:
結論から申し上げれば:
罰は 「過失」そのものに対して 執行されるのではなく
「過失」の発生を 「予防」 しなかった こと すなわち
「予防」することを 怠った ことに対する罰です。
それでは どうすれば予防できるのでしょうか?
ずばり 予防できる装置は:「快適左足ブレーキ装置」です。
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画像出典:株式会社カイ
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