みなさんもご存じ ニッサンリーフ 電気自動車です。燃えたという話を聞いたことがありません。中国製や韓国製EVは盛大に燃えているのに何故なんでしょうか?
先ずこの問題を大雑把にとらえてみましょう。
動画出典:YouTube
なんで燃えるのか? 先ず([川邉裕(日本カーリット),MONOist]より):
ガスを発生させる、過充電と過放電
過充電の状態では電池の正極に使われている材料が設計時の許容量を上回るほどのリチウムイオンを放出してしまい、劣化が進行しやすくなります。劣化した正極材料からはさらに酸素も放出され、電解液の酸化分解によってさまざまなガスが発生します。
また、過充電は単なるガス発生のみならず異常発熱等の要因にもなる非常に危険な状態です。市場に出回る製品であれば、通常は電池内部に組み込まれた制御回路の働きによって過充電になる前に電池への通電を遮断し、過充電されないように制御しています。
日本のメーカーはここをちゃんとやっていると思います。一方、売れて儲かりさえすればいい中国・韓国製のバッテリーは、はっきり言って何もしていません。テスラなどは最初パナソニックの日本製バッテリーを使っていましたが、安かろう悪かろうの典型です。
一方、過放電とは、電池の容量が0%を表示している状態からさらにエネルギーを取り出そうと放電してしまう状態のことです。リチウムイオン電池には「自己放電」という特性があり、使用していない状態でも電池の容量は徐々に減っていきます。また、機器によっては内部回路を動作させるために電源オフの状態でも電力消費が発生する場合もあります。いずれにせよ長期間放置した電池は容量が減少して過放電になる恐れがあります。過放電の状態があまり長く継続すると、電池の負極に用いられている銅箔が溶けてしまいます。この銅溶出と並行して電解液の還元分解反応が進行することによって大量のガスが発生します。
ニッサンのリーフにしても、確かに燃えませんが5年落ちの残価はゼロです。なんでそんなにEVなんですか?
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