サポトヨというCM(コマーシャル)最近よく目につきます。一般のドライバー特に高齢者の方が見たら、これで踏み間違い事故は防止できると思われるでしょうね。以下:
踏み間違えても、きちんと止まる
踏み間違いによる不意の衝突回避をサポートするために、トヨタではインテリジェントクリアランスソナーをはじめとする、踏み間違えたときもぶつからないようフォローする機能を、数多くの車種に搭載しています。
インテリジェントクリアランスソナー搭載車の場合、
踏み間違い事故は、約7割減少(大野註:どのような条件で何に対して7割も減少したのかさっぱりわかりません)。
実際、駐車場で発生した事故*1*2の内、約2,500件の事故データを調査した結果、インテリジェントクリアランスソナーを搭載している場合、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故件数は約7割減少し、後退時事故件数については約4割減少という結果を得ることができました。
*1 アルファード、ヴェルファイア、プリウスについて2016年6月までの18カ月間に駐車場で発生した事故
※トヨタ自動車(株) Global Newsroom( 2016年12月)*2保険会社(当該車種約6万台分を契約)によるデータ
画像出典:Wikipedia トヨタ自動車 このグラフもどのような事故調査結果なのか全くわかりません。大体、踏み間違い事故の中の後退時事故とはいったい何なのか?わかりません。その4割が減少したとは?
また、トヨタ自動車は、記事本文中でなく動画の中で「作動の条件」について述べており、その中で「時速15km以下」で作動するという部分。
何故なら、この15km/hという数字は、全く苦しい数字だからです。それは次のような事件があったからです:
トヨタが4車種2万台をリコール(2013年6月26日)
トヨタ自動車は2013年6月26日、レーダーで前方の障害物を検知して衝突を防ぐ装置に不具合があり、急ブレーキがかかる恐れがあるとして、乗用車「クラウン」や高級車レクサスの「IS300h」など4車種、計約2万台(2012年12月~13年6月生産)のリコールを国土交通省に届けた
出典トヨタ2万台リコール 走行中急ブレーキの恐れ – 47NEWS(よんななニュース)
(更新日: 2013年06月29日)
この事故は2010年~2012年までに首都高速道路で発生した自動ブレーキによる事故です:
渋滞中、となりの車線を走行中のタンクローリーにミリ波レーダーが乱反射し、走行中のトヨタクラウンが「割り込み」されたと認識、自動急ブレーキをかけて停止した結果、追突されたものです。運転者はこのようなシステムの不具合に対処しなければならず、この場合は、アクセルを踏んで停止しないようにしなければなりませんでした。
大野の考えるトヨサポへの疑問
(1)上記の部分では15km/h以下の走行中、あるいは、アクセルを踏まなければならない場合、それができないということであり、人間の操作は全てをオーバーライドするという「自動化」の大原則を守っていません。
(2)踏み間違い事故で「駐車場内で発生」しているのは、約28%(下記EXEL)です。全体の約3割。それも時速15km/h以下の速度域です。これで踏み間違い事故を防止できるのでしょうか?
(3)他にも踏み間違い事故を100%防止できる装置があるのに、メーカーは何故それを採用しないのでしょうか?例えば:
❶手動スロットル装置(大野)
❷左足ブレーキ装置(大野)
❸鳴瀬ペダル(鳴瀬益幸氏)
❹ストップペダル(南氏)
❺パーフェクトブレーキ(杉田氏)
等々。
動画出典:Youtube トヨタ自動車
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