自動運転のキモは人工知能(AI)とセンサー

11 9月 2016

昔(2001年初上映)、可愛かった少年の頃のハーレイ ジョエル オスメント君主演のAI(アーティフィシャル インテリジェンスー人工知能)という映画がありました。我が子を幼くして喪った両親が寂しさに耐えかねてロボットを購入するが、そのうち第2子ができて邪魔になり、最後は捨てられるという内容の映画です。重たい内容です。監督はスティーブン スピルバーグ。AIというのは、これらロボットの中枢回路であり、人間の脳にあたる部分のことです。トヨタ自動車がMIT(マサチューセッツ工科大学)と組んでこのAI完成のために5年間(東京オリンピック開催の2020年まであと4年です)で5千億(1兆円とも言われています)にも及ぶ研究費を投じているのは有名な話です。何故か?猫も杓子も自動運転実現に躍起となっている今日この頃(2016年現在)、レベル4自動運転は、AI無しではできないのです。何故なら、自動運転を可能にする、例えば『障害物検知』は、各種センサーで行っていますが、誤作動誤認識がとても多く、それが起こった時にAIが誤作動誤認識を検知して正しい判断を下す必要があるからです。これなくしては絶対に自動運転はできません。レベル3自動運転は、自動システムに不具合が起こった時に(例えば誤認識や誤作動の結果)、運転者が運転を引き継いで危険回避を行わなければなりませんが、通常、運転者が状況認識をして危険回避操作を行うのは時間的余裕からみて現実的ではありません。つまり、できません。様々なセンサーについてまとめた表がありました。東京工業大学 実吉敬ニ 教授のデータです。素晴らしいものなので転載させていただきます。ここでも何回も掲載していますが、2016年5月、米国ペンシルバニア州で発生したテスラモデルSの死亡事故関連で、亡くなったドライバーが2016年4月、自動運転中に割り込みされたときの動画をネットにあげておりました。その動画を入手したのでここに転載いたします。

 

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2016年使用可能な各種センサー 出典:東京工業大学 実吉教授

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自動運転のイメージ図 出典:自動運転を支える技術 伊藤元昭 2015 http://www.tel.co.jp/museum/magazine/japanese_spacedev/151030_report04_03/index.htm

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AIポスター 出典:Wikipedia

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テスラモデルS自動運転中の割り込み映像(テスラ死亡事故ドライバーの映像)出典:

 

ペンシルバニア州で死亡事故にあったドライバーが撮影した映像:出典:Youtube

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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