自動運転 ツボはそこぢゃない!

18 7月 2018

これ、印象操作というのでしょうか? 如何にも自動運転が「現実味」を帯びたような印象操作です。

特にこの記事のニッサン自動車は、ロック歌手の矢沢永吉さんを自動運転のCMに起用して如何にも力が入っているようですが、実はトヨタには敵いません。だって、トヨタの自動運転にかけるお金は半端じゃない! 5000億円といわれています。 半端なことばかりしているルノー子会社ニッサンにできる? 以下産経ニュースから:

画像出典:Wikipedia ニッサン自動車のCM。わたしはこのひと下品ですきではありません。

2018.7.17 05:46更新

ドライバーの運転パターンを記憶・反映する自動運転車 日産が開発

日産自動車が、ドライバーの運転パターンを学習する自動運転車の開発を進めていることが16日、わかった。自動と手動を切り替えられる車を想定し、自動運転時には人工知能(AI)が学習したドライバーの“癖”を反映して違和感を小さくする。日産は平成34年に完全自動運転車の展開を目指しており、これに合わせて実用化される可能性がある。 交通事故の9割が人為的な過失によるものとされており、自動運転車が普及すれば、事故を大幅に減らせる見込み。ただ、いくら安全だとわかっていても、加減速のタイミングや曲がるときの位置の取り方といった運転パターンが日常的に感じる乗車体験とかけ離れていると、乗員は安心して自動運転に任せられない。

このため日産では、AIがハンドルの切り具合やブレーキの踏み方といったその車の主なドライバーの運転パターンを記憶し、自動で再現させる方向で開発を進めている。

他の自動車メーカーと同じく日産も、「運転する楽しさ」を訴えてきた。このため、運転したい時は手動でハンドルを握り、疲れているときや作業をしたい時などは自動運転に切り替えることを想定している。 日産は28年から、「プロパイロット」と呼ぶ一連の先進安全機能をミニバンの「セレナ」や、小型車の「ノート」などの主力車に順次、搭載してきた。昨年、全面改良して発売した電気自動車(EV)「リーフ」では、ボタン一つで自動駐車できる機能を追加。今年度内には、高速道路の複数車線を自動で走行する機能を実用化する見通しだ。

中畔邦雄専務執行役員は自動運転車について「快適に移動できるシステムとして進化させていく。自動運転は単なる運転の代行ではなく、(乗員の)期待値に車の挙動を合わせていく必要がある」と話している。

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この記事、とても大事なことが含まれています。それは下線部:

「このため日産では、AIがハンドルの切り具合やブレーキの踏み方といったその車の主なドライバーの運転パターンを記憶し、自動で再現させる方向で開発を進めている」

AIが如何にクルマに搭載されているかのような印象を与えています。現実にはAIはなかなか搭載されません!

現実はどうかというと「ドライバーの自動運転に対する過剰信頼を防止するために自動ブレーキなどはギリギリまで機能しないようになっています。また、自動装置の誤作動、不具合発生に対処するためドライバーが主要運転装置を操作した場合には即時自動装置は解除(オーバーライド)されるようになっています。また、解除されなければなりません」

AIがクルマに搭載されて自動運転が実現されるのにはまだまだ時間がかかります。

自動運転の「ツボ」はいつAI(人工知能)がクルマに搭載されるかです!

画像出典:Wikipedia 右:自動運転車の運転席?画像です。足下を見るとアクセルペダルとブレーキペダルが映っています。おもしれ―。

 

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